本能寺の変原因総選挙に3万500票 歴史ファンが選んだ1位は

2020年06月02日 のニュース

 京都府福知山市ゆかりの戦国武将・明智光秀が主君の織田信長を裏切った理由を決めるオンライン投票「本能寺の変・原因説50総選挙」の結果が、438年後の6月2日早朝、発表された。投票者に抽選で「謀反のお知らせ」ハガキが届くとあって大きな話題となり、全国47都道府県に加えて海外からも応募があり、投票総数は3万5359票に。このうち最も支持を集めた説は、信長の非道を許せず正義のために討ったとする「暴君討伐説」だった。4046票を集め、得票率11%になった。

 福知山市と福知山光秀プロジェクト推進協議会による特別企画。静岡大学名誉教授・小和田哲男さん監修の書籍「明智光秀の生涯と丹波福知山」を参考に、本能寺の変の原因50説を用意し、5月1日から同月24日まで、全国の歴史ファンに投票を募った。

 2位は「羽柴秀吉黒幕説」(2513票)、3位は「怨恨説」(1866票)がランクインし、4位は「野望説」(1851票)、5位「羽柴秀吉実行犯説」(1803票)と続いた。

 1位に投票した人からは「大河ドラマを見てこの説になった」「光秀は義の人、私利私欲での謀反ではない」「福知山っ子にとって、子どものころから光秀は名君と思ってきたから」といった声が寄せられた。2位の秀吉黒幕説には「秀吉の中国大返しを考えると」「一番得した人物が犯人!」などの意見。ほかの説にも「毎週『麒麟がくる』を正座して見ている9歳男児と相談しました」「みながみな黒幕に思えてしまう」「自分も上司が変な時、不安になるから」など様々なコメントが寄せられた。

 市と協議会は、全体的に光秀への好意的、同情的なコメントが目立ち、光秀のイメージが「主君を討った裏切り者」から変化していることが実感できたという。

 結果発表と同じ時間に、自身のユーチューブチャンネルで感想を公開した小和田さんは「私は『信長非道阻止説』という言い方で1位の説を支持していますが、怨恨説や野望説の方が上を行くと思っていたので、意外な結果に驚いています」と話した。

 投票者の中から八幡市出身のデザイナー、スエヒロさんが考案した「謀反に関する大切なお知らせ」ハガキが当たることがSNSなどで話題になった。

 投票結果は福知山光秀ミュージアムのホームページで掲載。お知らせハガキは、希望した3万1178人のうち、本能寺の変の明智勢1万3千人を意識した130人に当選発表とともに送付した。
 
 
写真上=結果を発表する光秀ミュージアムのホームページと「謀反のお知らせ」ハガキ
写真下=感想を述べる小和田さん(ユーチューブから)

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