木の枝に白い卵塊 元伊勢内宮でモリアオガエル産卵
2020年05月13日 のニュース

京都府福知山市大江町内宮、元伊勢内宮皇大神社(大林八十彦宮司)の境内で、モリアオガエルの産卵が始まり、水面の上に張り出した木の枝に泡状の卵塊ができている。今年は例年より1週間ほど早いという。
卵塊がよく見られるのは、丸い形の池とひょうたん形の池の周囲。丸池では5月5日ごろ、ひょうたん池では10日ごろから作り始めた。ひょうたん池には現在約20個ある。
モリアオガエルは裏山に生息し、池の周囲にやって来ては、体内から出した粘液で卵塊を作り、その中に卵を産み付ける。卵塊は直径約10~15センチで、多い時は50~60個できるという。
今月いっぱいは次々と卵塊が作られる。大林宮司(86)は「今年は寒さが厳しい節分の時期でも雪が降りませんでした。こうした暖冬の影響で、産卵も早まったようです」と話している。
写真=ひょうたん池の周囲に作られた卵塊