異例のGW、帰省客少なく福知山駅閑散 乗車率10%の特急も
2020年05月02日 のニュース
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、異例のゴールデンウィークとなっている。JR西日本福知山支社管内を走る列車の利用者は例年に比べて極端に少なく、いつもであれば帰省客でにぎわう京都府福知山市の福知山駅も閑散としている。
福知山線の大阪方面や山陰線の京都方面からの特急は計画運休もなく本数は昨年とほぼ同じ。しかし、政府の不要不急の外出自粛要請を受けて、帰省客や城崎温泉などへの観光客は少なく、どの列車も利用者は例年に比べて軒並み激減しているという。
この時期は乗車率100%を超える特急があるのが普通だが、JR西日本近畿統轄本部によると、1日の新大阪発城崎温泉行き「こうのとり1号」の大阪駅(午前8時14分発)での自由席乗車率はわずか10%にとどまった。北陸方面に向かう特急は自由席乗車率が1%の列車もあった。
写真=閑散とする福知山駅構内