新型コロナから身を守ろう 成和中で生徒が自分のマスク作り
2020年04月16日 のニュース

新型コロナウイルスの感染予防で、マスクが不足する中、京都府福知山市新庄の成和中学校(近藤恵子校長、252人)では、生徒たちが学校で使う自分用の布製マスク作りをしている。先生から説明を聞きながら手縫いをしている。
現在校内で生徒たちはマスク着用としているが、市内の店などでは品薄状態で、手に入れることが難しい。
PTAと市教委から提供を受けた不織布とゴムを使い、1週間ほど前から、家庭科の授業で1人1枚ずつ作り始めた。
マスクには、使いやすいように折り目を入れている。中にはぎこちない手つきの生徒もいるが、丁寧に作業を進めていくうちに慣れ、きれいに仕上げている。
家でもう1枚作れるようにと、不織布と不織布で作った耳掛け用のひもを渡している。
2年生の上野菜那さんは「思ったよりも簡単に作れました。自分や大切な人の命を守るために家で作ったりして予防し、マスクを着ける大切さを広めていきたい」と言う。
同じく飯島諒子さんも「コロナウイルスが流行している中、自分の命を守る行動を少しでも多くしていきたい。マスク作りのほかに、感染予防のために自分に何ができるかを考えて、生活していきたいと思います」と話している。
写真=マスク作りをする生徒たち(取材記者は教室に入らず学校教職員が撮影)