総合福祉会館の耐震・改修工事が完了 市街地の1次広域避難所
2020年04月07日 のニュース

京都府福知山市が取り組む市総合福祉会館=内記二丁目=の耐震・改修工事が完了した。狭かった駐車場は広くなり、「足がしんどい」と利用者から要望があった和室を洋室に変えるなど使いやすくなった。
会館は延べ床面積約1830平方メートルの鉄筋コンクリート造3階建て。福祉の拠点として市社会福祉協議会の事務所も入っている。
耐震・改修工事は2018年9月に着工し、今年3月27日に完了した。
これまで駐車場が狭く、車の離合が難しい箇所もあった。新しい駐車場は、台数は微増の22台(うち2台は障害者用)だが、駐車スペースをゆとりある配置で見直し、場内通路も広くなった。
施設内は、誰もが使いやすいユニバーサルデザインを基本に、各階に多目的トイレを設置する。
一般利用ができる会議室は11室。改修前は和室と洋室が半々だったが、1次広域避難所の一つになっていて、避難時に布団が敷けるよう和室2室を確保し、それ以外は洋室にした。調理室には、身長に合わせて高さ調整ができるIHクッキングヒーターを備えた。
会議室は営利目的の利用は不可。障害者、65歳以上の高齢者、寡婦や福祉の増進目的の利用無料。
写真=耐震・改修工事を終えた市総合福祉会館。駐車場も広く使いやすくなった