感染防止徹底して小中学校始業式
2020年04月07日 のニュース
京都府福知山市の市立小中学校で7日、一斉に始業式があった。春休み前から新型コロナウイルスの感染拡大防止で臨時休校となっていたことから、児童、生徒たちは短時間の修了式などを除いて約1カ月ぶりの登校となった。
池部の庵我小学校(浅尾敏彦校長、78人)では、体育館で教職員の着任式に続いて始業式をした。体育館は扉や窓を開け、2年から6年までの児童と教職員たちは隣と2メートルほど間隔を空けて並び、マスク着用で臨んだ。
新任の浅尾校長は、「長かった臨時休校と春休みも終わり、いよいよ本年度が始まりました。新型コロナウイルスの感染の関係で、みなさんには不安な日々を送らせていることを大変心苦しく思います。健康には十分注意して、感染予防に心掛けてください」と話した。
新しいスタートに向けては、「目標を達成するには小さな勇気が必要です。新しいスタートは自分を変える、自分を高める良いチャンスです。小さな勇気を出して1学期をスタートしましょう」と呼びかけた。
教職員や転入生の紹介があり、式後は大掃除をして、各クラスで学級活動。新しい教科書を受け取った。教室内でも机の間隔を十分に空けて対応。担任教諭は、校内での手洗いやアルコール消毒の徹底などを児童たちに呼びかけた。
写真=体育館で始業式に臨む児童たち(7日午前8時55分ごろ、庵我小で)