校門へ続く坂道を桜の名所に 日新中が植樹
2020年04月02日 のニュース

京都府福知山市前田、日新中学校(今村大輔校長)は、校門へと続く坂道に桜の苗木20本を植えた。将来的には「日新桜坂」の名のもとで、桜の名所にしたいと考えている。
学校の敷地内には桜が少ないため、公益財団法人日本花の会に、苗木の提供を申し込んだ。花の会は公共性、社会性の高い場所での名所づくりや桜によるまちづくりを計画している団体、個人に、桜の苗木を無償で提供している。
日新中が提供を受けたのはソメイヨシノの仲間「神代曙」20本と八重桜の「舞姫」3本。神代曙は校門前の通称「日新坂」と呼ばれる坂道沿いへの植樹を決めた。当初は卒業した3年生に植えてもらう予定だったが、新型コロナウイルスで学校が休校となっていたため、教職員が3月のうちに植樹作業した。
日新坂は約185メートルあり、高さ約1~1・5メートルの苗木を約10メートル間隔で植えた。舞姫は中庭に植樹した。
花の会によると、苗木はいすれも1年生で、3年ほどで約2・5メートルに育ち、花が咲き出すという。今村校長は「日新坂はもともと雑木がたくさん生えていましたが、それらを伐採して植える場所をつくりました。これからは生徒や教職員が力を合わせて育て、地域の桜の名所になればと思っています」と話している。
写真=教職員が苗木を植えた