新型コロナ、事業所被害は平均294万 商議所緊急調査

2020年03月17日 のニュース

 京都府福知山市の福知山商工会議所は、新型コロナウイルスの影響に関する緊急アンケート調査をした。飲食、建設、小売、製造などが回答。多くが「影響を受けている」とし、3月末までの被害額見込みは、回答した事業所の平均で294万円、最大で1100万円だった。

 京都府の依頼を受けて実施。国への要請、府の支援策を検討するのが目的で、6日にダイレクトメールを送り、10日までに回答のあった調査結果をまとめた。

 具体的な影響(複数回答可)は取引や商談、イベントの中止・延期、原材料、部品の調達や輸出品、海外との物流の停滞、売り上げの減少などだった。

 4月~6月末の被害額の見込みでは、3月末までの概算よりも膨らみ、平均で1300万円となり、最大で4千万円との予測を立てる企業もあった。

 特に飲食業では「卒業、入学、歓送迎会などがある繁忙期を直撃した事態で、損害は計り知れない」との声も。また、「回復期のめどが立たず、無利子貸し付けや休暇取得の支援では不十分」として、減税といった支援を求める意見もあった。
 (具体的な数字は紙面で)
 

 
写真=調査をした福知山商工会議所が入る市商工会館

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