市民病院濃厚接触者の調査、医療従事者終わる 新たな感染無し
2020年03月12日 のニュース
福知山市立福知山市民病院に勤務する介護福祉士の40代女性(綾部市在住)が、新型コロナウイルスに感染していたことを受け、濃厚接触者の調査を進めている京都府は、PCR検査の11日時点の状況を発表した。新たに入院患者ら40人分の検査結果が判明したが、いずれも陰性だった。
介護福祉士の女性は、大阪のライブハウスを訪れており、感染は7日に分かった。これ以降、家族、医療従事者、入院患者ら濃厚接触者計196人の検査が進み、これまでに両親、同僚の看護師、70代入院患者の計4人の感染が判明している。
11日に結果が分かった40人を含め計178人の検査が完了。医療従事者60人はすべて終わった。残る18人はすでに退院していた人で、結果は13日までに判明する見通し。
このほか11日までに、介護福祉士の両親の濃厚接触者7人、同僚看護師の濃厚接触者4人も検査し、いずれも陰性だった。ただし、介護福祉士の両親は、今後の調査で検査対象者が増える可能性があり、感染した70代入院患者の面会者らも調査している。