HV車用電池増産に200億投資 長田野でブルーエナジー
2020年02月17日 のニュース
車載用高性能リチウムイオン電池のブルーエナジー(河野健次社長、本社・京都市)は、第一工場がある京都府福知山市の長田野工業団地内に、第二工場を建設する。2020年度内に着工し、22年度の稼働開始をめざしている。
地球の環境負荷を低減させる取り組みとして、自動車の電動化が世界的に進むが、当面は環境性能と価格バランスの優れたハイブリッド車が、日系自動車メーカーを中心に欧州、北米、中国で増えると予測されている。
そこで、21年以降に見込まれるハイブリッド車の需要拡大に対応するため、親会社のGSユアサ(村尾修社長、本社京都市)は、ハイブリッド車用リチウムイオン電池の生産能力の拡大を決定した。
GSユアサの方針を受け、ブルーエナジーは現工場の生産ライン強化に加え、第一工場が建つGSユアサ長田野事業所内に、第二工場を建設することにした。これらにより、23年度までに現行の倍以上の生産能力に引き上げる-という計画を立てている。
新工場は敷地面積約8600平方メートル、延ベ床面積約3万平方メートル。稼働に関わるGSユアサの投資金額は、200億円規模になる見込み。
ブルーエナジーは「豊富な実績と高度な技術力で、環境対応車の普及拡大に貢献したい」としている。
写真=第二工場の外観イメージ