大江高生が福知山城など地元の魅力をガイド 3年生の企画ツアー
2020年02月12日 のニュース

福知山市大江町金屋、京都府立大江高校(永井正樹校長)ビジネス科学科3年生が企画した「桔梗紋和紙灯籠づくりツアー」が9日、市内で開かれた。一般から10人が参加し、高校生たちの案内で福知山城、和紙伝承館を巡り、灯籠を作るなどして楽しんだ。
授業で地域創生の実践を研究する3年生による恒例の催しで、毎年、内容を変えて実施している。
今回は大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公で、福知山城を築いた明智光秀を題材にしたほか、福知山の伝統工芸の魅力を発信しようと、丹後和紙(丹後二俣紙)、丹波漆に触れる内容を計画。日本旅行TiS福知山支店が旅行業務の取り扱いをした。
最初に訪れた福知山城では天守閣、石垣、福知山光秀ミュージアムを順に巡り、ツアーを企画した3年生9人が案内を務め、石垣の成り立ちやハート形の石があることを紹介。城内では展示資料に合わせ、光秀の丹波平定のことなど、自分たちが調べた内容を伝えた。最上階では雪景色となった市内を一望した。
光秀の娘・細川ガラシャと縁のある長岡京市から参加した鈴木徹さん(69)、節子さん(同)夫妻は、「光秀つながりで初めて参加しました。高校生がされている良い取り組みで、灯籠づくりも楽しみです」と話していた。
参加者たちはこのあと、夜久野町のやくの木と漆の館で、漆を使って丹後和紙に桔梗紋などの絵付けをし、大江町の和紙伝承館では紙漉きを体験した。最後に大江高校で、絵付けした和紙を使って灯籠を作った。
写真=福知山城内で大江高生が光秀について説明した