治水対策に住民と国、市職員で由良川の樹木伐採
2020年02月09日 のニュース

国交省福知山河川国道事務所(矢野則弘事務所長)はこのほど、川の流れを邪魔しないようにする治水対策の一環として、京都府福知山市下荒河の由良川左岸で樹木伐採に取り組んだ。地元住民たちも参加し、草や竹などを切ってきれいに整備した。
河川環境に興味を持ってほしいと、市民との協働による伐採を2016年に実施し、今回で2回目。地元住民14人と国、市の職員7人が参加した。草刈り機や鎌、のこぎりを使い、1時間30分ほど汗を流した。
伐採はほかの地区でも行っており、資源有効活用のため、福知山、舞鶴両市計6地区の由良川河川内で伐採した樹木を、薪などとして利用したい人に無償で配る。企業、団体、個人は問わないが、希望者は14日までに応募が必要。
福知山市中(なか)地区など2カ所は希望者自らが樹木を伐採して持ち出す。大江町夏間、筈巻、池部、戸田各地区など6カ所は、伐採してある樹木を持ち出すのみ。作業は3月9日から4月30日の間に行う。
事務所ホームページから申請書をダウンロードし、必要事項を記入後、同事務所河川管理課に持参する。審査結果については19日に通知する。
問い合わせは河川管理課、電話0773(23)4928へ。
写真=地元住民と協働で樹木伐採に取り組んだ