古くなった道具に感謝 淑徳高で針供養

2020年02月08日 のニュース

 京都府福知山市正明寺の福知山淑徳高校(山口剛校長、434人)で7日、針供養があった。生徒たちが授業で使って折れた縫い針や刃が傷んだ包丁などを供養し、裁縫や調理技術が一層上達するように願いを込めた。

 1925年に創立した前身の福知山淑徳技芸学舎時代から続く伝統行事。今年は針供養の8日が土曜日のため、前日に繰り上げて行った。

 全校生が出席した体育館での式典では、使い古した縫い針、まち針や包丁が祭壇に供えられ、各学年の代表が一人ずつ感謝の気持ちを込めた供養文を読み上げた。

 このあと、アパレルファッション系列の3年生、中澤実菜さんと塩見楓さんが山口校長らとともに、校庭内にある針塚を訪れ、休んでもらう意味で軟らかいこんにゃくに刺した使い古した多くの針を納め、静かに手を合わせた。

 2人は「いつも使っている針に、改めて感謝の気持ちを持ちました。これからも大切にしていきたい」と話していた。
 
 
写真=針塚で静かに手を合わせる生徒と山口校長

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