消防団と市民が交わる旗 カラーガード隊に淑徳生が新調

2019年12月11日 のニュース

 京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校3年の女子生徒3人が、市消防団ふくちやまファイヤーエンジェルス・カラーガード隊(大槻香菜江班長、11人)の新しいフラッグ(旗)を作った。旗を振った時の見栄えを考えて、形や生地が工夫されている。

カラーガード隊は、旗を使って規律正しく威風堂々とした広報演技をして、啓発活動をする。現在は大学生5人と社会人6人で構成。旗は3種類あるが、そのうち1種類が劣化してきたため、新調することにした。

これまでは専門業者に任せていたが、地域に密着した形でできないかと、5月に淑徳高に依頼。アートデザイン系列の村上あいさん(17)がパソコンを使ってデザインを考え、アパレルファッション系列の塩見楓さん(18)と中澤実菜さん(18)が、8月中旬にミシンで15枚を縫い上げた。

「消防団と市民が手を取り、助け合って歩んでいけるように」と、白色を基調に、消防の赤色と、市旗に使われる青みが強い紫色の曲線が途中で交じり合う。サイズは縦90センチ、横130センチ。これまでの物は長方形だったが、ひとつの角を無くして丸みがある形にし、生地は、軽い素材を使用した。

9日に同校で、生徒から旗を渡された福知山公立大学1年の坂野井利緒さん(19)は「すごくスタイリッシュなデザインになった」と喜び、辻井夏奈さん(19)は「旗を振るのが楽しみ」と話していた。

新しい旗は来年1月12日の消防出初め式で披露する。
 
 
写真=新しい旗を持つカラーガード隊員と福知山淑徳高校の生徒

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