光秀の魅力を多角的に ミュージアムの概要発表
2019年12月02日 のニュース

福知山光秀プロジェクト推進協議会(会長・塩見和之福知山商工会議所会頭)は29日、京都府福知山市篠尾新町のM.(サンプラザ万助)で開いた全体会議で、来年1月11日にオープンする「福知山光秀ミュージアム」の概要を発表した。
推進協議会は、福知山ゆかりの明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送を受けて活動する官民連携組織。会議には行政、経済、文化、観光などの関係団体から約50人が出席した。
福知山城天守閣のそばにある市佐藤太清記念美術館2階にオープンするミュージアムについて、全体会議であいさつした塩見会長は「ミュージアムは集客の核になる。オープンまで1カ月半となり、情報を共有したい」と呼びかけた。
ミュージアムは、大きく6つのコーナーに分かれる。
大河ドラマコーナーは、撮影で使用された衣装や小道具、登場人物パネルの展示などを予定している。
光秀については、最新の研究調査の内容も反映させながら、5つのコーナーで様々な角度から魅力を掘り起こす。
パネルや映像を駆使して、美濃時代から本能寺の変までを追う光秀の生涯▽丹波攻略▽築城、街づくりなど福知山での功績▽知将、文化人などの一面-を紹介する。光秀に関係する市内外の重要資料の展示にも力を入れる。
推進協議会はミュージアム専用のホームページを開設しており、最新情報を随時載せてPRするという。
このほか、ミュージアム周辺での写真スポットづくり、ゲーム会社とコラボする「イケメン戦国イベント」など、今後の集客戦略についての報告もあった。
写真=福知山光秀ミュージアムのイメージ