ピンホールカメラで写真の仕組み学ぶ 金谷小が京都府教委の体験授業
2019年11月30日 のニュース

京都府福知山市猪野々の金谷小学校(赤井暁子校長、11人)で27日、ピンホールカメラについて学ぶ授業があった。写真レンズを使わず、針穴から光を取り込んで写すカメラの仕組みを教わったり、実際に撮影したりした。
京都府教育委員会が取り組む、子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業の一環。全校児童対象に行われ、京都工芸繊維大学の岩崎仁准教授(65)が講師をした。
児童たちは光の直進性を利用していることなどの原理を聴いたあと、段ボールで作ったカメラを持ちグラウンドで撮影に挑戦。カメラが揺れないよう、重しを乗せ固定。ガムテープを使うなどし、2分ほど光を取り込んだ。
このあと、暗室に見立てた部屋で白黒の写真を現像。印画紙を現像液に浸すと、子どもたちは「なんか浮かび上がってきた。しっかりと風景が出てきた」と驚いた。
5年生の足立康介君は「ピンホールカメラで校舎を撮りました。撮影すると、上下左右が逆になることを初めて知りました。楽しかったです」と話していた。
写真=ピンホールカメラで撮影する児童たち