大河ドラマ放送を前に福知山の観光客増加 「光秀めし」提供店も次々

2019年11月08日 のニュース

 福知山城を築いた明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が来年1月から始まる。放送開始まで2カ月を切り、大河ブームの追い風で、ゆかりの地の京都府福知山市は観光客数が伸びており、光秀にちなんだ料理“光秀めし”を売り出す地元店も増加。機運が高まっている。

 内記一丁目にある福知山城天守閣の今年4月から10月までの入城者数は、前年同期比1・8倍の約4万5千人。その中でも9月が約4800人(同2・4倍)、10月が約7300人(同2・2倍)と、直近は大きく伸ばしている。

 大河の放送を好機ととらえ、福知山観光協会は光秀に関する料理を会員企業から募ってパンフレットにまとめる取り組みを進め、13店が名乗りを上げた。弁当、カレー、鍋料理など、さまざまなメニューがある。

 末広町一丁目の福知山アークホテル(芦田敦嗣社長)がホテル1階で運営する「食房 和楽」は、光秀が平定した旧丹波国地域の食材を使った「光秀ききょう膳」を販売している。

 販売開始は光秀の命日とされる6月14日。ところが、当初の反応はいまひとつだった。しかし、10月になって注文数が伸びてきた。

 実績は6月がわずか17食だったが、少しずつ増えて9月が33食となり、10月は78食と倍増。「秋口になって引き合いが出てきた」と芦田社長は手応えをつかむ。

 6日に親戚17人で訪れた小寺修さん(77)=京都市=、高屋猛さん(69)=南丹市=は、福知山市在住の叔母(94)を囲む親ぼく会で「ききょう膳」を予約注文した。

 以前、小寺さんと高屋さんが来店した時にはなかった福知山城や光秀の家紋・キキョウの画像を載せた特別メニュー表を見て、「ちょうど大河ドラマも始まるし目を引くね」と好感触。メニュー表と料理を一緒に撮影して喜んでいた。

 光秀めしを考案中のところも続く。

 一般社団法人しあわせネット・輝(中村道男理事長)が内記四丁目で営む「味工房」は、歴史資料から光秀の食事情を調べ、メニューづくりの最終段階に入る。

 山口正孝常務は「大河ドラマ放送開始に間に合うように近く仕上げたい。低価格帯で独自色が出せるもので勝負を」と意気込む。

 和楽の芦田社長は「市内全体でさらに機運が高まっていけば、きっと大きな力になる」と、光秀めしブームの到来に期待を込めている。
 
 
写真=「光秀めし」でにぎわう店内(和楽で)

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