空間の親しみやすさを市民が点検 由良川で「川の通信簿」-国交省福知山

2019年09月28日 のニュース

 国土交通省福知山河川国道事務所は、京都府福知山市などで住民らに河川や周辺設備の現状を評価してもらう「川の通信簿」の調査をした。水害から市民を守る堤防に感謝する福知山堤防愛護会(谷垣均会長)が協力し点検した。

 川の通信簿は河川空間の親しみやすさを市民との共同作業で評価する取り組みで、良い点や悪い点を把握し、河川整備計画や日常の維持管理などに反映していく。

 調査は全国の国管理河川を対象に、5年に1回の頻度で実施。由良川では5年前の調査が災害対応で中止となったため、10年ぶりとなった。

 福知山事務所の依頼を受け、今回は福知山堤防愛護会など福知山、綾部、舞鶴3市の3団体が協力した。

 愛護会は3カ所を担当。19日に宮津市由良の由良川河口で第1回の調査をし、24日は福知山市の音無瀬橋付近の右岸河川敷。26日には綾部市内の由良川河川敷を点検した。

 音無瀬橋では会員21人が参加して水のきれいさ、ごみ・危険な場所の有無、散歩はしやすいか-など15項目について調べ、現在の状況と整備の必要性などをチェックした。川や河川敷の状態をじっくり観察し、景観についても用紙に記入した。

 国交省福知山では調査内容をまとめ、「すばらしい」「普通」「相当悪い」など5段階評価を付け、今年度内に国交省福知山のホームページ(河川情報)で公表する。

 谷垣会長(71)は「音無瀬橋付近の河川敷はバーベキューをしたあとのごみが目立ちましたが、川べりは比較的きれいでした」と話していた。
 
 
写真=音無瀬橋付近の右岸河川敷で点検する愛護会のメンバーたち

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