解体前の社宅使って本番さながら訓練 福知山市消防本部

2019年09月19日 のニュース

 京都府福知山市中坂町で、解体が予定されている企業社宅を使い、市消防本部が放水をしたり、コンクリート壁や床に穴を空けるなど本番さながらの火災対応、震災救助対応訓練を積んでいる。

 隊員たちの技術力向上を目的に、市内企業などに解体予定の建物での訓練協力を呼びかけ、GSユアサから長田野第二社宅の提供を受けた。

 9日から13日までは火災対応訓練をし、ベランダや窓からの救出、放水などに取り組んだ。17日から20日までは震災救助対応訓練。約25人の隊員が2班に分かれて2日ずつ基礎と応用を実践で習得する。

 鉄筋コンクリート造の建物の2階の1室で訓練。階下の要救助者を助けるため、厚さ約10センチの床を四角に切り開いたり、建物などへ横から入るため、壁に三角形の穴を開ける作業をしたりした。

 床の切断では、ドリルで穴をあけて階下の様子を確認、作業効率を上げるための格子模様を素早く床に書き込んでから、エンジンカッターを2つ使って作業を進めた。要救助者がいる設定で、できるだけ下に破片が落ちないよう、気を配った。
 
 
写真=床を切り開くためのカッターを構える隊員たち

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