トトロの葉みたい! 福知山幼稚園でエビイモ栽培
2019年07月20日 のニュース
京都府福知山市岡ノ一町の福知山幼稚園(由良恵美園長)は、京の伝統野菜「エビイモ」を、園内の畑で栽培中。11月ごろの収穫に向け、園児たちが熱心に世話を続けている。
エビイモは反り返った形、表面のしま模様がエビのように見えるのが特徴。肉質のキメが細かく、煮込んでも煮崩れしにくく、煮物やおでんなどに適していて人気が高い。
園では、これまでから畑でサツマイモ、トウモロコシ、カボチャなどを栽培してきた。エビイモは、市内でも育てられており、食育や郷土愛を育む機会になればと、府中丹西農業改良普及センターから提案があり、初めて栽培することになった。
栽培に向けて、ショベルカーで畑を拡張し場所を確保するところから始め、4月に植え付けた。4、5歳児58人が中心になって世話をしている。16日には普及センターの黒川真奈未さん(37)から指導を受けながら、移植ごてで土寄せ作業などをした。
日光が当たりやすいようにと、親イモの葉をはさみで取り除く作業も体験し、終わってからは葉を使って、水遊びをした。親イモの葉は大きく、傘に見立て、先生がシャワーの雨を降らせたりして「トトロみたい」と大喜びだった。
赤井里帆ちゃん(6)は「最初は小さかったのに、大きくなってきてうれしい。作業するのは楽しくて、早く食べてみたいです」と期待していた。
写真=取り除いた親イモの葉を傘にして遊んだ