交通事故無くなってとヒマワリ植える 上六保育園児

2024年05月16日 のニュース

 京都府福知山市三俣の上六人部保育園(岡田美紀園長)の園児たちが13日、園内でヒマワリの種を植えて、花の成長と交通事故が無くなることを願った。交通事故を無くそうと京都府警が進める「ひまわりの絆プロジェクト」での取り組み。

 プロジェクトは、2011年に交通事故で亡くなった木津川市の当時4歳の男の子が大切に育てていたヒマワリの種を引き継ぎ、全国で咲かせて交通安全と命の大切さを伝えている。

 福知山市内では、福知山署が男児の誕生日(5月18日)の時期に合わせて活動を広めていて、上六人部駐在所の桂康平巡査部長らが園を訪れ、プロジェクトの内容や道路の安全な渡り方などを説明した。

 種は園庭の花壇に植える予定だったが、雨により変更し、4、5歳児19人が室内でプランターに1人3粒ずつ「大きくなあれ」と、丁寧に植えていった。

 5歳の男の子は「楽しかった。大きく育ってほしい。(道路を横断する時は)手を上げて車を見て渡りたい」と話していた。

 また、園でこれまでに育てたヒマワリから採れた種を地域の人たちに渡す式もあり、住民たちは園児から受け取ったあと、近くの上六人部会館でプランターに植えた。

 

写真(クリックで拡大)=ヒマワリの種を植える園児たち

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