2年ぶりの水しぶき 雲原ドラム缶レース

2019年07月16日 のニュース

 京都府福知山市雲原の住民らが取り組む独創的な地域おこしイベント「第13回ドラム缶転がしタイムレース」が15日、雲原の公誠小学校(休校中)そばを流れる雲原川で開かれた。昨年は7月豪雨で中止となったため2年ぶり。1千人(主催者発表)が訪れ、福知山北部の山間地が歓声に沸いた。
 
 2006年7月に雲原砂防施設群が国の登録記念物(遺跡)に指定されたことを契機に始め、住民らで作る雲原砂防イベント実行委員会(清水順次委員長)が続けている。
 
 世界初をうたい、雲原川でドラム缶を上流に向けて転がすユニークな取り組みで、回を重ねて市内外から参加チームが集まるイベントに成長した。地区外の雲原ファンたちも運営に携わり、交流の輪を広げている。
 
 昨年は豪雨で開催できず、2年ぶりとなる今年も前日までの雨に気をもんだが、当日は晴れ間ものぞいて開催へこぎつけた。一般の部に28チーム、女子の部に12チームがエントリーした。
 
 コースは延長150メートル。前日までの雨で水量はやや多め。各チーム4人が2人1組のリレー形式で、水しぶきを上げながらゴールをめざした。土手には観客がずらりと並び、出場者たちに声援を送っていた。
 
 このほか、子どもや親子のドラム缶レース、魚つかみ、太鼓、踊り、マットプロレスショーなどの余興、飲食の屋台村もあり、多くの人でにぎわった。
 
 清水委員長(71)は「開催までの準備が大変ですが、たくさんの人に来て喜んでもらえると疲れも取れます。来年以降も継続していきたい」と盛況ぶりを喜んでいた。
 
 
写真=水しぶきを上げてドラム缶を転がす出場者。観客もたくさん訪れた

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