部員がお手本 大江高校で市民に弓道教室
2019年06月04日 のニュース
京都府北部の高校で唯一、弓道部がある福知山市大江町金屋の大江高校(永井正樹校長)で1日、弓道教室が始まった。大江地域公民館主催。市民13人が受講し、初日は福知山弓道協会の会員や同高弓道部の部員たちから基本動作を教わった。
日本古来の武道に親しんでもらおうと、2年前から開いている。今年も同高弓道場を会場に、7月13日まで計5回開講する。
初回は福知山協会の岩城美文会長ら会員4人と弓道部員6人が指導役を務めた。
受講者たちは、部員が弓を射る見本を見たあと、「足踏み」や「胴造り」「弓構え」などの一連の基本動作、射法八節を学んだ。
最初は弓を持たずに、繰り返し動きを身に着け、慣れてきたら実際に弓を使って体験した。
協会員や部員たちが弦の握り方や力のかけ具合などをアドバイス。受講者たちは実際に弓を引いた時に、矢が真っすぐに飛んでいくことをイメージしながら挑んでいた。
かしの木台の藤原明夫さん(64)は「昨年体験して面白かったので、うまくなればと思い、再度受講しました。弓を引く時に負荷がかかるので難しいですが、頑張りたい」と練習に励んでいた。
写真=弓を引く練習をする受講者たち