避難生活想定して教室に宿泊 昭和小5年生が防災キャンプ 

2019年06月02日 のニュース

 京都府福知山市北本町一区の昭和小学校(小瀧真里校長)5年生が31日から1日にかけ、学校に一泊して防災キャンプに取り組んだ。集団生活を通じて仲間との助け合いの心を学び、外部講師を招いて災害時に必要な知識などを教わった。

 今年で2回目の取り組み。児童たちは実際の避難生活を想定してカレー作りをしたり、教室で段ボールの上で睡眠を取ったりした。さらに、消防職員や自衛隊員から災害時の様子を聴き、救命の実技実習もした。

 初日は市消防本部の職員3人が訪れた。児童105人が2グループに分かれ、順番に昨年の7月豪雨災害時などの市内の様子をスライドで見たり、新聞紙でカレーを食べる容器を作る方法を教わったりした。

 緊急救命講習も受け、心肺停止状態の人を助けるための胸骨圧迫について教わった。人形を使って練習し、1分間に100回ほどの頻度で、5センチ以上の深さになるよう胸を押す体験をした。

 3組の小野耀太君は「胸骨圧迫は初めてでした。力強く押す必要があることが分かりました。倒れた人を見つけた時に使いたい」と話していた。

 1日は片付けなどをし、自衛隊員から被災した所の様子などの話を聞いた。

 

写真=胸骨圧迫の練習をする児童

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