京のブランド産品「万願寺甘とう」出荷始まる
2019年05月21日 のニュース

夏の京のブランド産品「万願寺甘とう」の出荷が、京都府福知山市内などで始まっている。甘みと独特の風味があり、肉厚で食べごたえがある果肉が特徴の大型のとうがらし。今年は、福知山、舞鶴、綾部の農家が約15・2ヘクタールで栽培している。出荷は11月下旬ごろまで続く予定だという。
万願寺甘とうは京のブランド産品で初めて地理的表示保護制度(地域の農林水産物をブランドとして保護する制度)に登録され、「GIマーク」を付けて流通している。
大門の株式会社大門ファーム(拝野正美社長)のビニールハウスでは、3月に定植し、今年は2棟で約350株を栽培。拝野社長(78)は「日が差してくれたら、さらに育ってくれると思います」と話す。
20日に舞鶴市内のJA京都にのくにの選果場で初出荷のセレモニーが開かれ、21日には京都市中央卸売市場で初セリがあった。
写真=順調に育っている万願寺甘とう(大門ファームのハウスで)