全国で高評価受ける茶産地 福知山で摘み取り始まる
2019年05月07日 のニュース
新茶の季節が訪れ、名産地の京都府福知山市内各地で茶摘みが始まった。土にある勝田裕之さん(33)の茶園では大橋一夫市長が訪れ、作業を手伝った。
福知山では茶葉に覆いをして日光を抑え、渋味が少なく豊かなうまみにする「かぶせ茶」を生産。全国や関西の茶品評会で、優秀な成績を収めるなど、高い評価を受けている。
大橋市長は作業初日の4日に茶園を訪れ「茶は市の大切な特産物であると思っています。今後も福知山産の茶の振興に向けて、努力していきたい」と激励。茶農家の人たち約50人と一緒に茶摘みをした。
茶摘みは、爪を立ててちぎらないこと▽茶摘み籠にたくさん詰めすぎず、早めに大きな籠に移すことが大事。丁寧に摘み取られた茶葉は、6月19日に審査会がある両丹お茶まつり(第70回両丹茶品評会)に出品される。
市茶生産組合連合会の田中文明会長(70)は「被覆をしてから涼しい日が続き、例年より成長はゆっくりですが、品質は良い。品評会でも上位入賞できるのでは」と期待していた。
写真=大橋市長も摘み取りを手伝った