戦時中、石原に飛行場 全貌を冊子に

2019年02月25日 のニュース

  京都府福知山市半田の元教諭、梶原秀明さん(61)が、戦時中に石原にあった飛行場の全貌をまとめた冊子(A4判、30㌻)を自費製作した。タイトルは「昔、石原に飛行場があった-海軍福知山航空基地と川西航空機疎開工場の全貌を探る」。1千部を印刷し、市内の主な書店などに置いている。

 地域の歴史に関心がある教師たちが、「中丹地域の歴史と文化を掘りおこす会」(大槻知行代表)を20年ほど前に結成。これまでに実施した現地調査や聞き取り調査などで明らかになった実態を、会員の梶原さんがまとめた。

 石原飛行場の全貌を、航空基地進捗図、滑走路と周辺施設、終戦と戦後の航空基地など8項目に分けて紹介している。

 梶原さんは昨年3月に市立中学校を退職した。「自分の身近な場所にかつてどんな施設があったのかなどを知ってもらい、戦争について深く考える機会になればと思います。現職中に教えた生徒たちにも読んでほしい」と話す。

 価格は1冊500円(税込み)。東羽合のTSUTAYA・AVIX福知山店、駅南町の福島文進堂福知山駅南町店などで販売している。問い合わせは梶原さん、携帯電話090・7105・4024へ。

写真=石原にあった飛行場についてまとめた冊子を持つ梶原さん

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