ロケット桜咲き始める 養泉寺
2019年02月24日 のニュース

京都府福知山市中、臨済宗南禅寺派・養泉寺(一常宗玄住職)で、早咲きの桜、ヒカンザクラが咲き始めた。例年より1週間ほど早い開花で、まだつぼみが多いが、暖かさが増してくると、ピンク色の花が次々と開いていく。
養泉寺のヒカンザクラは、1991年に旧文部省宇宙科学研究所の鹿児島宇宙空間観測所(現・宇宙航空研究開発機構の内之浦宇宙空間観測所)からもらった苗木10本を、一常住職(64)が育ててきた。
同寺が観測所にハギを提供したお礼として贈られたもので「ロケット桜」の名前で知られている。
現在は寺の駐車場そばの庭園などに6本が育つ。今年は1月下旬に1、2輪がほころび始め、このところの暖かさでぽつぽつと咲き始めた。現在は一分咲き程度。
見ごろは3月中ごろまで。一常住職は「傷んでいる木がありますが、今年もきれいな花を付け始めています」と話している。
写真=下向きに咲くロケット桜(2月22日撮影)