福知山市から四国の山が見える！　市内の男性が、市寺と兵庫県丹波市の府県境にある親不知北峰の通称「市寺山」（標高約600メートル）から、約170キロ離れた四国の剣山系の山を撮影した。

　撮影したのは自然の写真を撮っている川戸誠さん＝大江町小原田＝。快晴だった13日正午すぎのことで、計算では剣山系が見えることから下見調査として登頂した。

　しかし、常緑樹などが尾根全体を覆っていたため、木に登って撮影。剣山の山頂は見ることはできなかったが、方角や稜線の形などから、剣山系の徳島県にある雲早山（標高1496メートル、距離167キロ）▽高城山（同1628メートル、同171キロ）▽天神丸（同1632メートル、同176キロ）と確認した。

　「福知山から四国が見えることを知ってもらえたら」という川戸さん。「親不知山頂からは樹木の間からかろうじて見えるが、予備知識がないと見過ごす。樹木を多少伐採すれば見えるのでは」と話している。


写真＝川戸さんが撮影した写真（コントラストを付加）。木の枝の間から剣山系が見える

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