市議選中盤戦 子育て支援、高齢者対策…支持拡大へ訴え様々

2023年04月20日 のニュース

 京都府福知山市議会議員選挙が中盤を迎えた。24議席をめぐって29人が争っており、具体的な政策の訴えなどで他候補との差別化を図り、支持拡大を目指している。

 候補者は現職18人、元職1人、新人10人。市内の各ポスター掲示場の前では、誰に票を託すか、足を止めてじっくり考える市民の姿を見かける。各候補者は連日、一票を積み上げようと、選挙カーやスポット演説、インターネットを駆使して選挙戦に挑んでいる。

 少子高齢化と人口減少は大きなテーマで、多くの候補者が子育てや教育環境の充実を訴えている。ある候補者は「出生率向上につながる制度を作っていきたい」と力を込める。

 子育て環境を重要課題に挙げる別の候補者は「地域で子どもの成長を支え、見守ることのできる環境を整える。大人が子どもについて一緒に考える場をつくりたい」という。

 このほか、子育て世代への支援として、医療費(通院費)の無料化や、中学校給食費の減額、産前産後のサポートなど、さまざまな政策を力説している。

 一方で、高齢者対策を念頭に置く候補者は「高齢者でも安心して暮らせる社会にしたい」と声を張り上げ、「福祉などで不足する人材の確保、高齢者が生活しやすい環境の充実を図っていきたい」と訴える。

 また、ある候補者は「いろんな視点が、議論の場に反映されていない。多様な市民の願いが届きやすい仕組みづくりをしたい」と熱を込める。

 細かく地域に入って住民たちと顔を合わせながら演説する候補者、地元ごとの課題、水害への対策などを具体的な地名や施設名を挙げながら約束する姿もあり、選挙戦はさらに白熱している。


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候補者たちは独自の訴えで支持拡大を目指している(写真の一部を加工しています)

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