マドンナジャパンに選出 成美高野球部出身の3人

2023年04月19日 のニュース

 京都府福知山市水内、福知山成美高校野球部出身の3人が、侍ジャパン女子代表(マドンナジャパン)に選出された。5月に香港で開催される「第3回BFA女子野球アジアカップ」に出場する。高校時代に培った技術、精神力などを生かし、日本の3連覇への貢献を誓う。

 アジアカップに臨むメンバーは、選考合宿などを突破した20人。このうち成美出身者は、企業チーム「ZENKO BEAMS」所属の田中露朝投手(26)▽同「はつかいちサンブレイズ」所属の村松珠希捕手(25)▽大阪体育大学硬式野球部女子の白石美優外野手(23)が選ばれた。

 日本は、アジアカップ2連覇中で、今大会には5月26日~6月1日のファイナルラウンドから参加。中国や韓国など出場7チームのうち、上位4チーム以内に入れば、ワールドカップグループラウンドに進むことができる。

 マドンナジャパンに選手として出場経験がある成美高女子野球部、長野恵利子監督(48)は、教え子たちの代表選出を喜ぶ。「自分も経験した舞台に立ち、3人が日の丸をつけて戦うことを誇りに思います。成美の後輩、野球に励む少女たちに夢を与えられるよう、しっかり頑張ってほしい」とエールを送る。

 3人の特徴について、「田中投手は、サイドスローからのスライダーが武器で、高校時代は2枚看板のエースの一人。夏の全国大会優勝に貢献してくれた。村松捕手は当時主将を務め、強肩とバッティングセンスがある選手。白石外野手は、強肩で走力があり、状況に応じた打ち分けができる」と分析し、活躍に期待している。

写真上=田中投手(ZENKO BEAMS提供)
写真中=村松捕手(はつかいちサンブレイズ提供)
写真下=白石外野手(大阪体育大学提供)

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