成美高女子野球部からジャイアンツ女子に2人

2022年12月06日 のニュース

 ここ数年で大幅に競技人口が増え、社会的に関心が高まっている女子野球。読売巨人軍の女子硬式野球クラブチーム「読売ジャイアンツ女子チーム」に、京都府福知山市水内の福知山成美高校女子野球部3年で、投手の伊藤春捺さんと内野手の森崎杏さんが入団した。2人は、高校時代に身に付けた技術を生かし、新チームでの活躍とさらなる成長を誓う。

 ジャイアンツ女子チームは、高いレベルをめざす選手がトップアスリートとして活躍できるように-との思いで創設され、来年1月から本格始動する運びとなっている。

 監督は、元読売ジャイアンツの投手で、19年から21年まで球団の投手総合コーチを務めた宮本和知さん。選手は1期生の4人のほか、約100人規模の選考を突破した16人が加わり、計20人で来シーズンからチームとして始動する。

 神戸市出身の伊藤さんは、右投げ右打ちの投手で、スリークオーターからのストレートと切れ味鋭い変化球が武器。今年の全国高校女子選手権大会では、完全試合(5回参考記録)も達成した。

 名古屋市出身の森崎さんは、左投げ左打ち。女子球界屈指のパワーを誇り、長打力が自慢という。伊藤さんと一緒に出場した11月3日の「イチロー選抜-高校野球女子選抜」の試合では、イチロー“投手”から右中間三塁打を放ち、ネットニュースにもなった。

 伊藤さんは、大学に進学して勉学に励みながら、練習に参加する予定。「チームには投手が多く、実力のある人が多いので、先発にこだわらず、中継ぎなど任されたポジションを全うし、試合に出られるように頑張りたい」と意気込む。

 森崎さんは、子どもに元プロ野球選手が野球を教えるジャイアンツアカデミーのコーチとしても働く。「もらった背番号は55で、松井秀喜さんと同じ。女子は金属バットを使いますが、禁止になるほど本塁打や長打を量産したい」と目を輝かせている。

 

写真=読売ジャイアンツ女子チームに入団した伊藤さん(左)と森崎さん

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