名月に寄せて お団子めぐり

10月6日は「中秋の名月」。丸い月を見上げていると、思い浮かぶのは…やっぱりお団子。
おいしいと評判のお店を紹介します。
賞味期限は当日。出来立ての味をお楽しみください。

(2025年10月号)
※内容は取材時のものです。変更になる場合があるので、お出かけ前にお店にご確認ください。

【朝来市】 とよだのみたらしだんご

☆みたらしだんご1本150円、4本500円
☆きなこだんご1本180円、
☆よもぎのみたらしだんご1本200円、
☆みたらしあんこ1本250円

 2度蒸してから網で焼いた団子は、外側はこんがり香ばしく、中はもっちり。奈良から取りよせる醤油を使った秘伝のみたらしが優しく絡む。朝炊きのあんこをたっぷり乗せたバージョンも人気。甘さ控えめでなのでぺろりと食べられる。

 かつて父親が奈良県東吉野で営んでいた和菓子店「豊田旭堂」の人気商品だった「みたらし団子」を、娘の水谷善子さんが友人らと協力し復活させた。水谷さんらの奮闘がテレビやSNSで話題になり、市内だけでなく遠方から訪ねてくる人でにぎわう。

 できたてを食べてほしいと作り置きはせず、その日の仕込み分が売り切れ次第閉店する。火曜日か午前中の来店がおすすめ。

平べったい形が特徴的。ガス火で香ばしく焼いてからたれに付ける

風味がよい、よもぎ、黒ゴマも人気

スタッフの奥達雄さんと水谷さん。明るい接客で店には笑顔が絶えない

兵庫県朝来市山東町矢名瀬町891-1
問い合わせ 電話079-668-9180
(営)火・土・日10時~(完売次第閉店) ※第3日曜日は、休み
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【丹波市】 餅の神田屋

☆期間限定のお月見団子(左・500円)、
☆お店の一番人気・丹波産を使った黒豆大福(右・260円)

 柏原八幡神社のすぐそばに、昨年11月、つきたてのおいしさを届ける餅菓子の店が誕生した。まだ夜も明けきらない朝4時から仕込みを開始。佐賀県産のもち米「ひよく米」を使い、その日の気温や湿度に合わせて水分量やつき方を細かく調整。もっちりしたコシと、お米のやさしい甘みを引き出す。

 出来立ての柔らかさが堪能できる看板商品の「搗きたて餅」、ふっくら炊き上げた自家製あんを包んだ重量感のある大福。そのほかにも、おはぎ、赤飯、地元食材を活かした季節限定の品々も並ぶ。

 10月6日の十五夜に合わせて、10月1日から期間限定でお月見団子を販売。こしあんをたっぷり乗せている。

おはぎ6個入り600円

米崎裕彦さんが妻でパティシエの瑠里子さんと二人で営む。和と洋を織り交ぜたお菓子も登場する

兵庫県丹波市柏原町柏原5-2  
問い合わせ ℡0795-86-9127
(営)9:00〜17:00(完売次第閉店) 
(休)火曜日
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【豊岡市】 くろねこのだんご屋 あんこ猫

☆みたらしだんご、瀬戸内の藻塩あんこ
好きな組み合わせ選べて2本で500円

☆あいす団子(ホイップをトッピング)
☆やきのりトッピングもおすすめ

持ち運びしやすいようにカップに入れて提供する

 出石城下の風情漂う路地裏。黒猫のかわいい看板が目を引く店から香ばしい匂いが漂う。2種類の国産上新粉を混ぜた団子を、注文を受けてから網の上で焼いていて、「外カリ中フワ」の食感が楽しめると評判。

 種類は醤油の香りが際立つ甘辛ダレをたっぷり絡めた「みたらし」、北海道産の小豆と瀬戸内海産の藻塩で練る「藻塩あん」、シンプルな「藻塩」など。そば粉入りも選べて2本セット500円。焼のり、ホイップクリームといったトッピングでカスタマイズも可能。

 店を営む前野尚美さんは4児の母。「子どもたちの大好物がお団子だった」と開店のきっかけを話す。バニラアイスを求肥で包んだ「あいす団子」は子どもの発案。

「焼きあがりを待つお客様との会話も楽しい」と前野さん。夫のKEN-Tさんと協力して経営している

注文を受けてから焼く。そば粉入りも選べる

店は出石城跡すぐ近くにある。かわいい猫雑貨も

兵庫県豊岡市出石町内町98-7 
問い合わせ 電話090-8657-1541

(営)月・金12:00~16:00、土日祝10:00~16:00、毎月15日10:00~16:00
(休)火、水、木曜日

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2025年9月19日更新

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