愛(め)でたいおやつ

慌ただしい日常に癒やしの時間を。
可愛いくて、おいしい。心がほころぶおやつを紹介します。
(2025年5月1日号掲載)
※内容は取材時のものです。その後、変更になっている場合があります。

連れて帰りたくなる愛らしさ 〈まころパン〉の「どうぶつパン」

【京都府福知山市】

 ブタ、柴犬、ひよこ。こちらを見ている愛くるしい表情に、思わず家に連れて帰りたくなってしまう。

 福知山市で農業をする86farmの岩切啓太郎さん・康子さん夫妻が営む「まころパン」。京都産の小麦、平林乳業(久美浜町)のヒラヤミルク、グリーンファームソーゴ(大江町)の卵など、近隣の食材を使って手作りしている。黒豆や人参、ビーツなど自家栽培の野菜を加工して生地に色を付け、しっとりもちもち、ほんのり甘く焼き上げる。

ほかにも定番の塩バターパンや旬の野菜を使った季節のパンなどもある。

 コーナン福知山店(毎週火曜日)、柳町マルシェ(不定期)で販売。ネット通販(8~9種類入り3620円)もある。6月8日は、大江町で開催される「みすずフェスタ」に出店予定。詳しくはインスタグラム(macoro_pan)で確認を。

柴犬パンの後ろ姿。巻いた尻尾がたまらない

ぶたパンの後ろ姿。耳やしっぽまでかわいい

工房でパンを成形する岩切さん夫妻。なるべく動物の全身が表現できるよう工夫している

ほどけるくちどけ 〈KOKU 匊〉 の「かたクッキー」

【京都府綾部市】

 松や梅、千鳥など、日本の伝統的紋様の形をした米粉のクッキー。ほろほろと口の中でほどけて、米粉と和三盆の自然な甘みがふわりと広がる。

 小麦粉や卵、乳製品は不使用。淡く優しい色合いは黒ゴマやほうじ茶、ビーツなどで付けている。

 代表の宮園ナオミさんは、お米の魅力を発信したいと2019年に米粉専門店KOKUを立ち上げた。綾部市上林産の有機肥料米を微粉砕加工したオリジナル米粉を販売。

 お好み焼き粉やパンケーキ粉など便利に米粉を楽しめる商品を開発している。「かたクッキー」は多様な米粉の楽しみ方を模索する過程で生まれた。結婚や出産のお祝いなど、大切な人の健康を気遣った贈り物としても喜ばれている。写真は「京都うまれ」2592円(6種類18個入り・要予約)

「お味見セット」864円(9個入り)

型にはめて焼くから「かたクッキー」。お茶席のお菓子としても重宝されている
代表の宮園さん。店舗は古民家を改装。黄色いのれんが目印

京都府綾部市八津合町西屋14
℡0773-21-8174 
(営)10:00~17:00 
(休)土・日曜日、祝日・年末年始
店頭、あやべ特産館のほか、ネットからも購入できる

飴の中で輝く絶景 〈amame(アマメ)〉 の「天橋立キャンディ」・「伊根の舟屋キャンディ」

【京都府宮津市】

 白い砂浜、青い松並木、赤い廻旋橋。丸い飴の中に、精巧に描かれた天橋立の景色が広がる。光にかざしてみると、透き通った海がキラキラと輝く。海に浮かぶように建つ家屋を表現した伊根の舟屋バージョンもある。

 金太郎飴と同じ「組飴」という伝統的技法で職人が手作り。味はアップル、グレープ、琴引浜の塩を使った塩レモン、塩サイダーなどがある。1袋8個入り420円(希望小売価格)。天橋立ビューランド、傘松公園のほか天橋立周辺の土産店で販売ネット販売もしている。

 「かわいくて、気軽に買えるお土産を」と代表の多賀美紀さんが考案。オリジナルデザインも請け負っていて、京都丹後鉄道のくろまつ号や長野県の上高地など、ご当地商品も手掛けている。

(問)インスタグラム(amame_kyoto

配るのにも便利な個包装

ちりめんのリボンやパッケージデザインも目を引く
写真は全てamame提供

2025年5月30日更新

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