桜スイーツで一足先にお花味(み)

楽しみにしている人も多い桜の開花。関西は例年よりも少し遅めの予報です。
桜を使ったお菓子を食べて一足先に、春を感じましょう。(2025年3月号掲載)

※内容は取材時のものです。変更になる場合があるのでお出かけ前にお店にご確認ください

桜ロールケーキ 【与謝野町】大槻菓舗

 (1個300円)

 桜の花のペースト入りのバタークリームと桜あん、小豆かのこ豆を、桜の葉を混ぜ込んだふわふわの生地で巻き込んでいる。最後に桜の花の塩漬けを添えた、桜づくしのロールケーキ。

 町おこしのためにと地元有志が栽培している「食べる桜」(オオシマサクラ)を使っている。店主の大槻喜宏さんが府立宮津天橋高校加悦谷学舎の生徒と2年かけて共同開発した。限定販売の予定だったが「生徒が試行錯誤して生まれた商品。新たな町の名物として育てていきたい」と通年販売することに。

 ほかにも「食べる桜」を使った「さくらもちカステラ」や期間限定の「桜純米ロール」などが並び、店頭は早くも“満開”を迎えている。

パッケージやポップのデザインも生徒が手掛けている
あんを米粉の生地で包んだ、さくらもちカステラ
4代目店主の大槻さん。加悦谷学舎の講師や「きょうと食いく先生」として活躍している

京都府与謝野町弓木1837
電話0772-46-2231
営/8:00~18:30
休/水曜日

くるりんばあ夢・桜 【綾部市】絵本カフェ chouchouサクラティエ

(1カット200円、ホール1800円)※5月上旬まで販売予定

 とろけるようなしっとりとした食感が人気の「くるりんばあ夢」に季節限定「桜」味が登場。地元の卵、大山乳業(鳥取)のバターと生クリームを使った生地に、塩漬けされた桜の花や葉を加工したエキスを混ぜ込んで、一層一層丁寧に焼き上げる。ほんのりピンク色で、口に入れると桜の香りが優しく広がる。カフェの庭には大きな桜の木があり、「見て食べて桜を楽しんで」とスタッフの谷上奈々さん。

 社会福祉法人が運営し、障がいのある人たちが協力して製造や接客をしている。製菓歴10年以上のベテランもいて、季節や気温に合わせて焼き方を工夫しながら安定した品質を届けている。

ホールタイプにはくまちゃんの焼き印

くるりんばあ夢は、定番、季節限定など4種類ほどを用意している。綾部特産館、味夢の里(京丹波町)でも販売している
カフェにはテーブル席とお座敷席がある。棚には絵本がたくさん並ぶ。授乳室やおむつ替えスペースも用意。

綾部市青野町西青野18
電話0773-43-3366
営/10:00~15:00
休/月・火曜日

さくらソーダ 【綾部市】宗右衛門珈琲 グンゼスクエア店

(300円)※販売は3月15日~4月末(予定)

 花を浮かべた淡いピンク色は目にも華やか。桜が香る清々しい飲み口で、気分を春へと盛り上げてくれる。アイスのトッピングも可能。桜と一緒に写真に映したり、片手に持ちながら散策も楽しめる。

 店はグンゼ創業者・波多野鶴吉の社宅を移築した「道光庵」で営む。ハンドドリップで入れるコーヒー、焼菓子も人気がある。

綾部市青野町亀無1番地の2 あやべグンゼスクエア内道光庵
電話0773-40-2020  
営/金・土・日曜日、祝日10:00~16:00

2025年3月7日更新

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