焼き芋sweets

 近年続く焼き芋ブーム。甘くて体に優しいおやつとして、子どもから大人まで人気です。今では珍しい流し売りや壺焼き、生産者が作るこだわりスイーツを紹介。味覚の秋を堪能してください。(2024年11月号掲載)

※内容は取材時のものです。お店のSNSや電話で確認の上おでかけください

machiya 京都府舞鶴市

 地元の老舗豆腐店の豆腐を使った「おとうふソフト」が人気のカフェ『machiya』で、寒くなると登場するのが「壺焼きいも」。店頭に置かれた巨大な壺の中で、じっくりゆっくり1時間30分。備長炭の熱で存分に甘みを引き出して、しっとりなめらかに焼き上げる。「外側は香ばしいので、皮まで食べてほしい」と店主の若井健嗣さんは話す。

 カットした焼き芋を盛りだくさんにトッピングした「焼きいもソフト」もこの時期だけの楽しみ。コクのあるイモの甘さと後味さっぱりのソフトクリームは相性抜群。3月くらいまで販売する。

創業121年の銭湯「若の湯」の前にあり、湯上がりに立ち寄る人も。テイクアウト、店内飲食どちらもOK

品種は糖度が高くねっとり系で知られる「紅はるか」。焼き上がりが近づくと周囲に香ばしい匂いが漂う。200円/100g

温と冷の最強コラボ「焼きいもソフト」780円。バーナーで炙り、ブリュレ風のカリカリの食感に

京都府舞鶴市平野屋154  
電話/050-3101-1154
営業/平日12:30~17:30 土日祝11:30~17:00
休み/火・水曜日、臨時休業あり(Instagramで確認を)
駐車場/あり ※14:30までは銭湯「若の湯」の駐車場も利用可

ヤキイモマン 京都府福知山市など

 焼き芋マスクのイラストが描かれたクリーム色の車が目印。みんなが大好きな焼き芋を乗せてどこからともなくやって来る。その名は『ヤキイモマン』

 流し売りの焼き芋屋さんとして2022年から始動した。北近畿のイベントや福知山市内の駐車場など、季節問わずほぼ毎日どこかで営業。出会えた時が食べ時とばかりに、車の周りには毎回人だかりができる。

 サツマイモは茨城県の契約農家から仕入れる。「すごいのは農家さん。僕は焼くだけです」。手塩にかけて育てられた芋の糖度を最大に引き出せるよう気温、湿度によって調節しながら1~2時間焼いている。

おなじみのヤキイモカー。Tシャツや缶バッジなどのグッズも販売

できたてほやほやはもちろん、冷めてもおいしい。Mサイズ400円~

車に積んだ石焼き芋機で焼く

電話/090-4643-8911
出店は「ヤキイモマン」のInstagramで確認を

ことぶき農園 兵庫県丹波市

 山に囲まれた青垣町で若き農業主が営む『ことぶき農園』。カフェを併設していて、採れたての果物や野菜をふんだんに使ったスイーツが味わえる。

 秋の主役はサツマイモ。甘さを引き出すために、焼き芋機で2~3時間焼いてから、パフェやケーキ用に加工する。

 一番人気の「おいもパフェ」は、3種類の品種をスイートポテトや大学芋、クリーム、チップスなどに調理し、華やかにグラスに盛り付けている。それぞれの食感や甘さ、色を生かした構成は、素材を知り尽くした農家ならでは。ほかに、「おいもチーズケーキ」や「焼きいもブリュレ」などもある。

左から、ホクホク系で鮮やかな紫色の「パープルスイートロード」、オレンジ色の「ハロウィンスイート」、なめらか食感の「シルクスイート」の3種類。直売所でも販売

おいもパフェ(1300円)。メニューに上がるのは11月末までを予定していて、12月以降はイチゴへとシフトしていく

店内

周囲は山と畑が広がる

兵庫県丹波市青垣町大名草903-2
電話/070-2307-8881
営業/10:00~16:00
休み/水曜日+不定休※2024年11月11日~22日休み
駐車場/あり
Instagram

2024年11月15日更新

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