日と英が織りなすノスタルジックな空間で優雅なティータイム
室町時代とビクトリア時代が融合した綾部市の新名所!
『織りや Victoriantearoom GARDEN ABBEY CLASSIC』
古民家をあえて"古く"直し、室町時代を再現した空間で、日本の伝統食品・味噌を使った料理を提供してきた「織りや」(綾部市)が、このたびリニューアル。
イギリスのビクトリア時代の文化を融合し、『織りや Victoriantearoom GARDEN ABBEY CLASSIC』(おりやビクトリアンティールーム ガーデン アビー クラシック)として新しい場所に生まれ変わった。
(2024年5月号掲載)
※お店の情報は取材時のものです。変更になっている可能性がありますので、お出かけ前にご確認ください。
重厚な瓦屋根や黒壁に映える鮮やかなユニオンフラッグ。アンティーク調の白いドアを開けると、そこには和と洋が織りなす唯一無二の世界が待ち受ける。
年月を経た柱や梁が醸し出す日本家屋の渋みに、タータンチェックのクロスやブルー&ホワイトの陶器が見事に調和。
障子が通す柔らかな光に照らされたカップボードなどの調度品も、まるで何百年も前からここにあったかのように馴染んでいる。
【写真】テーブルやイスなどの家具、ディスプレイされた雑貨類はイギリスから買い付けたビンテージ品。使い込まれた趣あるものに囲まれて、時間がのんびりと流れる
この世界の住人になりきって味わいたいのが、イギリス発祥のアフタヌーンティー。
胡瓜とハムのサンドイッチ、ミートパイ、スコーンやジンジャーパウンドケーキ…盛りだくさんに英国の陶器メーカー・ロイカーカム社の食器に乗って提供される。
ビクトリア時代の調理法を再現しつつ、甘さは控えめ。
おしゃべりを楽しむ間にぺろりと完食してしまう。
13種類から選べるオリジナル紅茶の芳醇な香りも優雅なひと時を演出してくれる。
アフタヌーンティーセット(写真)
「朴葉味噌御膳」(写真)
オーナーの「マリー」こと春山眞由美さんは、亀岡市にある英国村(ドゥリムトン)の創業者として知られる空間プロデューサー。
ハウステンボスや湯布院など全国各地に"古き良きイギリスの田舎"を出現させてきた。
日本の古民家との融合は初の試みだが、「守り伝えられてきた歴史を持つもの同士はけんかしません。2つの時代がマッチした、ここにしかない空間を体感しにきてください」と話す。
☆店内を彩るディスプレイに注目!
飾られているのはマリーさんが買い付けたイギリスビンテージ雑貨。
日本家屋の中で、まったく違和感がなく、むしろ馴染んでいるのが不思議。
一つひとつにマリーさんの思い入れがあり、興味があればぜひお話を聞いてみて。
メニュー(一例・税込)
アフタヌーンティーセット※要予約 3630円
クリームティーセット 1760円
マリーズティーセット 2640円
ポットティー(13種) 各910円
朴葉味噌御膳※要予約 3630円
和のクリームティーセット 1760円
白味噌ぜんざい(抹茶付き) 1760円
2024年5月17日更新