残暑においしい アイス&ジェラート ~秋の味覚を添えて~
日差しは少し和らいだとはいえ、今年の暑さに油断は禁物。まだまだアイスがおいしい気候が続きそうです。お店には秋ならではのメニューも続々登場。澄んだ空気が心地よい屋外でのんびり味わうのがおすすめです。(2023年9月号掲載)
足立音衛門 里山ファクトリー 福知山市
栗菓子の名店「足立音衛門」が運営する菓子工房とカフェ、売店の複合施設。里山にある元小学校を改装した広い敷地内を散歩気分で歩いたり、お菓子作りを見学して過ごすことができる。
カフェでは、全国の百貨店で販売される人気のパウンドケーキをカット販売していて、シュークリームやアイスなどもコーヒーと一緒に楽しめる。生クリーム・牛乳・卵黄をベースに昔ながらの優しい風味のアイスは8種類ほど。シングル小500円、ダブル大579円。濃厚なミルクのソフトクリームもある。
旧図書室を利用したカフェスペース
京都府福知山市私市上リ立1(旧福知山市立佐賀小学校)
フリーダイヤル0120-535-433
【営業】11:00~16:00(カフェラストオーダー15:45)
【休み】元日
【HP】https://www.otoemon.com/satoyama-factory/
La Bella Principessa 丹波市
田畑が広がる、のどかな立地に、この春オープンしたジェラートのお店「ラ・ベラ・プリンチペッサ」。定番から季節限定まで、ショーケースを彩る色とりどりのジェラートに心が踊る。
ひときわ目を引くのは、店名と同じ名前が付いた青色のジェラート「プリンチペッサ」。バタフライビーというハーブの色で、美容効果も期待できるとか。
卵やバニラを使わない「ミルク」は、アレルギーのある子も安心して食べられると好評。これからの季節は梨、ブドウ、イチジク、栗などが登場する。
着色料、保存料は不使用。素材を贅沢に使い、そのものの色と味を生かしたワンランク上の味わいに仕上げている。口あたりは濃厚なのに後味はすっきりで、いくらでも食べれてしまいそう。
シングルカップ440円、ダブルカップ550円。
兵庫県丹波市春日町野村2569-1
℡0795-86-7080
【営業】モーニング8:15~11:00 ジェラート11:00~18:00
【休み】火曜日
Instagram https://www.instagram.com/labellaprincipessa_gerato/
コメトテ 宮津市
丹後産のコシヒカリで作るライスジェラートの工房。京都市内でイタリアンのシェフをしていた店主が、自身の地元・丹後の食材の良さを再認識し、その魅力を伝えたいと2年前に立ち上げた。使用する素材は丹後産が中心。直接農家と話しをし、生産者の思いも込めて加工している。
米と麹で作る「shiro」(540円)は店の看板商品。米の甘みを生かした優しく懐かしい味わい。ほかにも抹茶やほうじ茶、苺など、15種類ほどのフレーバーがある。秋は、久美浜産の黒ブドウをローストし濃厚に仕上げた「GRAPE」や京丹後産のイチジク「FIG」が登場する。
原料は植物性のみで、ヴィーガンやベジタリアン、乳製品アレルギーの人でも食べられる。通常のアイスと比べてカロリーは半分、脂質はなんと14分の1。
ECサイトのほか、「まごころ市」、「橋立大丸」、「ちりめん問屋」など宮津市内のお土産店でも販売している。
京都府宮津市小松242-1
購入はECサイトから(https://kometote-ricegelato.stores.jp/)
黒豆の郷 丹波篠山市
あるようでなかった丹波黒大豆の専門店。黒豆を愛して30年、自社工場で炊き上げる「黒豆煮」をはじめ、数々の商品を生み出してきた「丹波篠山食品」が昨年12月にオープンさせた。
黒豆の形をした「黒豆もなか」は店の人気商品。旨味が凝縮した黒豆の煮汁を混ぜ込んだアイスの中に大粒の黒豆がごろごろ入っている。ホクホクの豆の優しい甘さ、パリパリの皮の食感も楽しく、ビックサイズだが、ぺろりと食べられる。「五つ星ひょうご」にも選定された。
同じく煮汁を混ぜ込んだカップアイスやソフトクリームもある。自称「日本一、重たいパン」を誇る「黒豆食パン」は、しっとりもちもち、どこで切っても黒豆だらけ。
各商品は、店頭のほか、ECサイトでも販売している。
兵庫県丹波篠山市吹新131
℡079-594-0900
【営業】10:00~17:00
【休み】火曜日
【HP】https://tamba96.com/
Pasticceria Gelateria Mica Male 舞鶴市
「ミカマーレ」店主の四方美佳さんはイタリア人シェフに師事し、シチリアの伝統的製法のジェラート作りを学んだ。独立して10年、添加物など余計なものは使わず、素材本来の味をより印象的に引き立てるジェラートが、食通を虜にしてきた。
探求心が強く、全国から食材を集める。聞いたことがないような名前の果物や意外な食材から、思いがけず新しい味が生まれることも。
たとえば、秋の味覚のリンゴ。四方さんは「ブラムリー」という青リンゴを使う。生で食べるには酸味がきつすぎるが、トロトロに煮詰めて、バニラビーンズ入りの甘いジェラートと合わせると、強い酸味が逆によいアクセントになる。
ショーケースには耳なれないメニューが並ぶこともしばしば。想像以上のこだわりが詰まっているので店主から話を聞くのも楽しい。
価格はピッコラ(小1~2種盛り)600円~、メディア(中2種盛り)750円~。店内飲食もできる。
舞鶴市余部下1164−3
℡0773-60-2638
【営業】12:00~21:30(L.O.20:00)※土日曜日は11:00~、日曜日は19:00まで
【休み】火曜、第2・3水曜日(10月~3月は火・水曜日)
Instagram
道の駅 丹波おばあちゃんの里 丹波市
昨年リニューアルオープン。2倍の広さになった物産館には農作物や加工品、特産品がずらりと揃う。観光情報センターも新設され、市内外からの多くの人でにぎわう人気の道の駅。
中でもファンが多いのが、ジェラート。酪農が盛んな丹波市で生産される、新鮮な牛乳を使って、駅内の工房で手作りしている。口に入れた瞬間広がる牛乳の濃厚な風味、次の瞬間にはすっと消えてなくなるあっさりとした後味が特徴。イタリアからの旅行者も「いままで食べた中で一番美味しい」と驚いたという。ミルク、黒ごまなど常時8種類ほどある。
シングルカップ380円、ダブルカップ430円。
写真は丹波の味覚を存分に詰め込んだ「秋のトリプルコーン」。9月16日販売開始のスペシャルメニュー。丹波栗、抹茶、黒豆きな粉の3種のジェラートに黒豆の煮豆、栗のクリーム、粒あんをトッピングしている。680円
兵庫県丹波市春日町七日市710
℡0795‐70‐3001
【営業】ジェラートの販売は9:30~17:00
【休み】無し
【HP】https://tamba-obasato.co.jp/
道の駅 村岡ファームガーデン 香美町
ブランド国産和牛の但馬牛をはじめ、大納言小豆やコシヒカリなど地元の特産品が揃う道の駅。
「すきやきソフト」は但馬牛にちなんで開発された個性派ソフトクリーム。濃厚なミルクのソフトクリームに醤油とカラメルをブレンドした特製ソースがかかる。甘さと塩味が入り混じるクセになる味。牛型のクッキーと但馬牛のビーフジャーキー付き。480円。
兵庫県美方郡香美町村岡区大糠32-1
℡0796-98-1129
【営業】9:00~18:00(売店)
【休み】年中無休
【HP】https://www.farm-garden.jp/
2023年9月16日更新