北近畿生まれのクラフトビールで乾杯!
猛烈な暑さにうんざりしたら、キーンと冷えた北近畿生まれのクラフトビールで乾杯しよう。
地元食材を織り交ぜながら職人が精魂込めて造る個性豊かな味わいに気分爽快。
醸造所併設のパブへ行けば、作り手とのビール談義もまた楽しい。(2023年8月号)
※お店の情報は取材時のものです。変更になっている可能性がありますので、お出かけ前にご確認ください。
丹波路ブルワリー 丹波篠山市
多彩なフレーバーまとう自由なビール
ふくよかな香り、清爽な後味で人気の「丹波路ピルスナー」(330ml/594円)。併設のパブ「テラノ・サウス」では、樽出しのビールを手作り料理と一緒に提供
兵庫県丹波篠山市で2017年から井筒一摩さんが始めた醸造所。
エールやピルスナーなど定番のほか、小規模ならではの小回りの良さを生かし、マニアも驚く多様なビールを造っている。
爽やかな酸味の「レモンびいきホワイト」(330ml/594円)、丹波栗を使ったまろやかな口当たりの「丹波チェストナットエール」(330ml/660円)、市内の里山に育つハーブ「クロモジ」をあわせた「黒文字麦泡(クロモジペールエール)」(同)。
ほかにイチゴや桃、酒かすなど、近隣の特産物を使い、年間約20種が代わるがわる登場する。どれも飲みやすさと個性をバランスよく兼ね備えた味わいに仕上げる。
商品はECサイトのほか、「リカーランドひかみや」(丹波市)、「JA丹波ささやま味土里館」(丹波篠山市)などで購入できる。
住所 | 兵庫県丹波篠山市北155ー3 |
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問い合わせ先 | 079-506-5119 |
営業時間 | 17:30~22:00(土曜日は15:00~) |
休み | 日・月曜日 |
HP | https://tambaji.com/ 【ECサイトはこちら】 |
ローカルフラッグ 与謝野町
地元産・生ホップ使用 まちの魅力詰め込んだビール
パッケージのイラストは、町の象徴を抽象化したデザイン。上から天橋立、棚田、野田川、丹後ちりめん、ホップ畑、阿蘇海を表している
与謝野町は西日本では珍しいホップの産地。この特産を地域おこしにつなげようと、まちづくり会社「ローカルフラッグ」ではクラフトビールの開発に力を入れている。
2020年に販売を開始した「ASOBI」は、摘みたての生ホップを贅沢に使用(日本メーカーの多くは外国産乾燥ホップを使う)。口に含んだ瞬間、華やかで鮮烈な香りが広がり、冴えた苦みとモルトの優しい甘味が織り交ざって喉を通り抜けていく。ビールが苦手な人でもごくごく飲めると評判に。
価格は350ml/435円。ECサイト、もしくはさとうグループなどで販売している。
この夏、与謝野駅前に町内初の醸造所「TANGOYA BREWERY & PUBLIC HOUSE」をオープン。パブを併設していて、サーバーから注ぐ6種のクラフトビールとカレーやピザが楽しめる。
醸造エリア。ここで新商品の開発も進める
住所 | 京都府与謝郡与謝野町下山田1342-1 |
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問い合わせ先 | 0772-47-9710 |
営業時間 | (パブ)金曜日17:30~22:30(土曜日は14:30~) |
HP | https://www.local-flag.com/ 【ECサイトはこちら】 |
CRAFTBANK 福知山市
元銀行を改築、商店街に賑わい呼ぶビール
パッケージはお札と硬貨をモチーフにデザインしている。ほかにも銀行にちなんだ遊び心があちらこちらに
駅正面通り商店街の銀行跡にパブ併設の醸造所が誕生。「ビール片手に、なんかやろう。」を合言葉に、全く別の分野の仕事をしていた庄田健助さん、羽星大地さんが協力して創業し、街に新たな賑わいを呼んでいる。
フルーツのような香りと心地よい苦みが特徴のIPA(350ml/700円)を中心に醸造。丹波大納言小豆、丹波黒大豆、丹波栗を使った「丹波三宝」シリーズもある。
独創的な風味を持ちながら何杯でも飲めてしまうのど越しの良さが魅力。
パブでは、定番や樽出しの限定ビールを提供する。ガラス越しに巨大なビアタンクを眺めながら、市内の飲食店監修の本格料理と一緒に堪能できる。
屋上はビアガーデン。バーベキューとクラフトビールのセット(5500円)がある。
商品はECサイト、または醸造所で直売している。
住所 | 京都府福知山市南本町264-5 |
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問い合わせ先 | 050-3091-0726 |
営業時間 | 17:30~23:30(土・日曜日は11:30~) |
休み | 月・火曜日 |
HP | https://www.craftbk.net/ |
2023年8月19日更新