おうちで囲もうプロの味　テイクアウト鍋

　和食はもちろん、洋食、中華、さらにフランス料理まで、幅広く経験を積んだ店長が作る多彩な料理目当てに、老若男女が集う居酒屋。コロナ禍で始めたお鍋のテイクアウトが予想以上に好評で、昨シーズンは北海道から九州まで400件以上の注文を受けた。

　人気の「特製ちゃんこ鍋」は鶏ガラ、香味野菜、昆布などから取る濃厚な出汁と、食べ応えある自家製つみれが特徴。

　スパイスを独自配合した特製ルーと和風だしを合わせた「スパイシーカレー鍋」は、牛、豚、鶏肉、トマトやブロッコリーなど彩り豊かな野菜も加えてボリューム満点。しめには、ご飯とチーズを入れてリゾット風にするのがおすすめ。

　他にも、余計な油を落とし、香ばしさを加えた「国産炙り鴨肉の特選鍋」や「味噌ちゃんこ鍋」がある。

　どの鍋も、うどんか中華麺が付く。「豚肉は最後に入れる」など美味しく作れるコツを書いた紙をつける。テイクアウトは2日前、発送希望の場合は5日前までに予約を。

　手仕込み餃子と一緒に来店者のほとんどが注文するという店の名物「台湾もつ鍋」。肉厚でプリプリ食感の北海道産牛モツと、甘辛い味付けの台湾ミンチがどっさり入っている。

　おいしく食べるコツは、はやる気持ちをぐっとこらえて、しっかり火を通すこと。モツの旨味が溶け出して、最高のスープが出来上がる。中華麺でもご飯でも、どんなしめとも相性抜群。最後の一滴まで楽しめる。辛さは、旨辛、中辛、激辛の3段階。

　あっさり派には昆布だしの「塩もつ鍋」もある。しめに中華麺を投入すると、専門店も顔負けの美味しいラーメンが出来上がる。

　テイクアウト時に鍋を持参すると200円引きに。1人前から注文できる。ラストオーダーの時間までに連絡すれば、当日の持ち帰りが可能。

　人里離れた「隠れ家」のように佇む料亭・ゆう月。丹波丹後の旬の食材を使った四季折々の料理はまさに“至福”の味で、大切なひと時をさらに特別なものにしてくれる。このほど、お弁当やオードブルに加えて、鍋料理のテイクアウトと宅配を始めた。料理長厳選の素材で作るちょっと贅沢な鍋料理が家庭で味わえる。

　繊細できめ細かな肉質が特徴、京丹波町で育った丹波牛のすき焼きやしゃぶしゃぶ、丹波産イノシシの郷土料理・ぼたん鍋、日本海の冬の味覚・カニすき、豊かな自然の中で平飼いし、しっかりした肉質と脂の旨味を持った上林鶏のすき焼きなど、10種ほど用意している。

　料亭で提供するときと同じ器に盛り付けてあり、食卓に並べるだけで準備完了、見栄えも抜群。さらにお玉、お箸、取り皿など、一式貸し出すサービス（別途1000円必要）があり、食べ終えたらもとの箱にしまって返却するだけ。面倒な食器洗いや片付けはいらない。

　綾部市、福知山市、舞鶴市、そのほか一部地域には宅配（有料）もできる。予約は3日前までに。