華やかに新年を お正月の寄せ植え
紅白の葉ボタンを使った寄せ植えの作り方を、与謝野町の園芸店「三光園」さんに教えてもらいました。玄関に並べて飾れば、門松の代わりにもなります。葉ボタンの花言葉は「祝福」。華やかに新年をお祝いしましょう。
用意するもの
・深めの鉢(9号)
・鉢底石
・園芸用の土
・元肥(緩効性のもの。葉ボタンの色が褪せてしまうので、チッソの配合が少ないものを選ぶ)
・スコップ
・園芸用手袋
使った花
1 背の高いタイプの葉ボタン(紅・白)
2 丸葉 葉ボタン(紅・白)
3 イベリス
4 チェッカーベリー
5 初雪カズラ
6 エレモフィラニベラ
花選びのポイント
葉ボタンの周りを彩る花は、好みで選んでOK。
寒さに強いものがおすすめ。
白や赤の花をいれるとお正月らしさを演出できる。
上記の花をこのように鉢に植えていきます。
背の固いもをうしろに、手前が低くなるように配置するとバランスが良いです。
作り方
1 鉢の底が見えなくなるくらい鉢底石を入れる。
※鉢底から石が落ちる場合は、鉢底ネットを敷いておく。
2 鉢の3分の1くらいまで、土を入れる。元肥20g(女性の手で軽く一握りほど)を加え、混ぜ込む。
3 後ろに配置する背の高い葉ボタンから入れていく。
背の高い葉ボタンは安定しないので、少し土を入れて固定させる。
4 葉ボタン(丸葉)を中心に置き、色やバランスを見ながら他の花を置いていく。
5 隙間に土を入れていく。真ん中や後ろ側も忘れずに。
6 土を押さえて落ち着かせる。
ポイント 背の高い葉ボタンは、支柱で固定すると安定する。
7 根元に水をたっぷり、ゆっくりとあげる。最初は土が浮いてくるので、沈んでからもう一回あげる。
お手入れの仕方
今回使った花は、寒さに強いものばかりなので、霜や雪の時期も屋外の管理で大丈夫です。
水は、やりすぎに注意。土が乾いたら、たっぷりとあげでください。
葉ボタンにとうが立つ春先まで、美しく楽しめます。
また、葉ボタン以外はすべて「宿根草」を使っています。ほかの鉢に植え替えるなど養生すると、来年も花を咲かせます。
色使いで魅せる小ぶりな寄せ植えも
8号サイズの浅鉢に作る寄せ植えもおしえていただきました。
色鮮やかな花を使い、華やかに仕上げます。
小ぶりで移動も楽なので管理もしやすいです。
用意するもの
・8号サイズの浅い鉢
・鉢底石
・園芸用の土
・元肥(緩効性のもの。葉ボタンの色が褪せてしまうので、チッソの配合が少ないものを選ぶ)
・スコップ
・園芸用手袋
使った花
1 葉ボタン(小さめ)
2 ガーデンシクラメン
3 チェッカーベリー
4 ジュリアン
5 ヘリクリサムシルバースノー
6 カルーナ
パンジーやビオラもおすすめ
上記の花を、図のように配置します。
後ろから手前に植えていく。
作り方
1 植木鉢の底が見えなるくらい鉢底石を入れる。
2 土を半分くらいまで入れ、元肥を混ぜる。
3 後ろ中央に飾りの竹を配置。
3 ポットから植物をはずし、高さのあるものから順に、後→中心→前へと植えていく。
ガーデンシクラメンを入れて
次にヘリクリサムシルバースノー
チェッカベリーを置いて
4 隙間に土を入れ、
しっかり土を押し込む
5 根元にたっぷり水をあげる。
お手入れの仕方
こちらも寒さに強い宿根草の植物を使っています。
屋外の日当たりのよい所に置き、水は土が乾いたらあげます。
華やかになるようたくさんの植物を敷き詰めています。成長し窮屈そうになったら、植え替えてあげてください。
教えていただいたのは
有限会社 三光園 代表取締役 三浦貴司さん、静香さん
自然豊かな与謝野町で花苗、各種植物、関連商品などを販売する園芸店。
2代目の三浦貴司さん、静香さん夫妻を中心に家族で営んでいる。
店頭には、季節の花苗がたくさん並び、静香さんが作る寄せ植えも人気がある。
与謝野町石川789-3 TEL0772-43-0301