十日ゑびす

商売繁盛・合格祈願・開運・子宝祈願・疫病退散・厄除祈願

 一年の商売繁盛を祈る「十日ゑびす」が2021年1月10日、宮津市文珠の智恩寺文殊堂で行われます。商売繁盛のほか、文殊菩薩の智恵にあやかり合格祈願をする人、開運を祈る人ら、大勢の参拝者が訪れます。
【感染防止対策のため】
マスク着用の上、お参りください。事前に検温し、体調に不安のある方は参拝をお控えください。

 かつて弘法大師が大黒天の版木から福札を刷り、参拝する人たちに授けてきたといういわれに基づくこの祭りは、江戸時代から続いています。現在は、この福札を細かく折って棒状にした福徳長寿の福棒を、福娘たちが授与しています。

 ほかにも、国の重要文化財の秘仏・文殊菩薩像の特別開扉や各種祈祷があり、福棒を授かった人は、熊手の看板さらえなどが当たる空くじなしの「吉祥宝くじ」が引けます。また、参道には露店が並びます。(今年は甘酒の無料接待は中止)

 祈祷は10日午前7時から午後6時まで。9日は宵ゑびすで、正午から午後9時まで受け付け。参拝自由。

 智恩寺は、京都丹後鉄道宮豊線天橋立駅下車、徒歩約3分のところにあります。車の場合は、京都縦貫自動車道綾部宮津道路「宮津天橋立」ICから約10分。当日は文殊堂駐車場と一部周辺駐車場を無料開放します。

 問い合わせは、智恩寺☎0772・22・2553へ。

天橋立文珠繁栄会協賛 

福棒を授与するミス福娘

扇子の形のおみくじがたくさん松につり下がっている

熊手などが並ぶ

写真はいずれも2020年1月のもの

智恩寺 【ちおんじ】

 平安時代に醍醐天皇の勅願寺として建立された。日本三文殊の一つで国の重要文化財の文殊菩薩を祭る文殊堂がある。文殊堂の左手には同じく重要文化財の多宝塔が建つ。茶屋通りに面する山門は黄金閣とも呼ばれ京都府の指定文化財(宮津市文珠466)。

立ち寄りスポット

智恵の餅 四軒茶屋

1300年代の嘉暦のころの発祥で、食べれば智恵が授かるといわれる「智恵の餅」。門前に並ぶ吉野、彦兵衛、勘七、ちとせの四軒があり300年以上、手づくりの伝統を守っている。

天橋立温泉 智恵の湯

天橋立駅すぐ横。肌をきめ細やかにする効能があり、「美人の湯」といわれる。中学生以上700円、小学生350円。営業時間は正午~午後9時。☎0772(22)1515

天橋立ビューランド

天橋立絶好のビュースポット。ここからの眺めは「飛龍観」と呼ばれる。入園料(山頂までの往復のリフトまたはモノレール込み)は中学生以上850円、小学生450円。☎0772(22)1000

智恵の輪灯篭

3回くぐれば文殊様の智恵を授かるという言い伝えがある。

天橋立松並木

約8000本の松が立ち並ぶ。名所旧跡や句碑などが点在。

(2020年12月12日号掲載)

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