夏休み わくわく 工作教室案内
もうすぐ夏休み。自由研究のテーマはもう決まったかな? 専門家の先生に教わりながら、とっておきのモノづくりを体験してみよう。子ども向け工作教室を開く施設を紹介します。
【丹波市】 丹波竜化石工房 ちーたんの館
見て、触って、恐竜を楽しく学ぶ
恐竜・丹波竜をはじめ、トカゲ類、カエル類など、丹波地域で発掘された様々な化石を展示している「丹波竜化石工房 ちーたんの館」では、恐竜や古生物について楽しく学べるセミナー、ワークショップを企画している。
★「恐竜復元ワークショップ」 8月23日
自分だけの恐竜フィギュアをつくろう
緻密な模型作りで有名な恐竜造形師の荒木一成さんを講師に、世界でただ一つ、自分だけの恐竜フィギュアを作る。恐竜はどんな骨格を持ち、どんなふうに筋肉を使って動いていたのか。荒木さんに教わりながら、自由にポーズを考えて針金で骨格を作り、粘土で肉を付けていく。最後は、絵の具で色付け。恐竜の本当の皮膚の色や模様はまだ分かっていないので、現在のは虫類や鳥の姿を参考に想像しながら仕上げる。
時間は午前10時からと午後1時からの2回。午前の部は丹波竜、午後の部は肉食恐竜を作る。各回12人、600円。小学生以上対象、3年生以下は保護者同伴。
★「化石クリーニング体験セミナー」 8月30日
何の化石がでてくるかはお楽しみ
石こうの中に入っている化石を、竹串とブラシを使って掘り出す。何の化石が出てくるのか、わくわくしながら発掘現場気分を味わう。
講師は同館職員の田中公教さん(写真)。丹波地域で化石が多く発見されるわけ、化石が博物館へやってくるまでの流れや発掘作業の裏話なども聞ける。
時間は午前10時30分からと午後2時からの2回。各回12人、500円。小学生以上対象、3年生以下は保護者同伴。
企画展を開催中
角竜の化石が大集合
ちーたんの館では、夏期特別展「角竜の進化」を開催している。兵庫県をはじめとして、日本で見つかっている角竜の化石を一挙公開。アジアの原始的な角竜アーケオケラトプスや白亜紀終わりに滅んだトリケラトプスなど、角竜の進化について紹介する。8月31日まで。
丹波市山南町谷川1110番地 ※セミナー、ワークショップは、さんなん住民センター(同館隣)で開催
【申し込み、問い合わせ】℡0795-77-1887
【開館時間】10:00〜17:00(入館は16:30まで)
【入館料】大人210円、小中学生100円
月曜休館 8月中は休館日なし
【綾部市】 綾部市天文館パオ
アイデアいかして自由に仕上げる
綾部市天文館パオでは8月1日から30日まで、夏休み期間限定の自由工作を毎日開催する。予約不要で、貯金箱やモーターを使った模型など好きな工作を選ぶ。
貯金箱は、ログハウス風で材料費無料。モーターで動く工作は、ペットボトル、空き缶、段ボールを使ったりして自動車や動物などを作る。材料費300円で、ペットボトルや空き缶は各自持参。
ほかに、自由にデコレーションできるペットボトル風鈴(材料費250円)、卓上サイズのミニライトにかぶせるランプシェード(同)もある。工作キットと異なり、アイデアをいかして自由に仕上げることができる。
12日午後9時からペルセウス座流星群の特別観望会開催。
綾部市里町久田21-8
【申し込み、問い合わせ】℡0773(42)8080
【工作時間】9:00~15:00(随時)
【入館料】大人300円、小中学生150円
月曜休館(8月10日は開館、翌11日休館)
【丹波市】丹波年輪の里
親子で木に親しむ
兵庫県立丹波年輪の里は、木工設備が充実した施設。いまはコロナ対策で事前申し込み制になっているが、だれでも利用できる。8月16日は午前10時から午後4時まで、夏休み親子教室を開く。日光カメラを作る。
小学校高学年が対象で、5組10人を先着で受け付け中。材料費と受講料を合わせ2520円。
同月29日午後1時から3時にかけては、自分で木を選んで作る「マイウッド・クロック」教室を開く。小学生以上の親子5組を先着で受け付け中。計2450円。
大人を対象にした教室も随時開催中。
丹波市柏原町田路102-3
【申し込み、問い合わせ】℡0795-73-0725
【開館時間】9:00~21:00
月曜休館
【宮津市】 京都府立丹後郷土資料館
音の風景を糸口に丹後ちりめん300年をたどる
【写真】バケツで太鼓を作ってセッションをする
丹後ちりめん創業300年を記念し、京都府立丹後郷土資料館は、企画展「丹後のはたおと―暮らしを織りなすリズムとメロディー」を9月6日まで開いている。これに合わせ、8月1日には午後1時30分から「リズム遊びワークショップ&和太鼓・ドラムセッション」を開く。高校生以下先着20人を受け付けている。
【写真】丹後ちりめんを織るための手機(手前)や、強い撚りをかけるため八丁撚糸機などが展示された館内
峰山で絹屋をしていた佐平治(後の森田治郎兵衛)が、苦労して西陣から技術を持ち帰り、独自の工夫を加えて丹後ちりめんを完成させたのが享保5年(1720)。惜しまず地域の人たちに技術を伝え、丹後は一大産地となった。明治、大正を経て昭和の半ばまでにぎやかな機音が響いていた。企画展は、そんな音の風景(サウンドスケープ)を糸口にして、丹後ちりめんと人びとの暮らしのあゆみを振り返る。
【写真】バケツ太鼓
ワークショップは、参加者がバケツの口にガムテープを貼って「バケツ太鼓」を作り、講師が演奏するドラムとセッションする。また、与謝の海支援学校寄宿舎(通称・太鼓クラブ)のメンバーによる和太鼓演奏とドラムセッションをする。材料費として1人1千円。
宮津市国分天王山611-1
【申し込み、問い合わせ】℡0772-27-0230
【開館時間】9:00~16:30
【入館料】大人200円、小中学生50円
月曜休館(7月31日臨時休館、8月10日は開館して翌日休館)
2020年7月28日両丹日日新聞掲載