いろんなおむすび勢ぞろい 綾部むすび

 黄金に色づいた稲穂が刈り取られ、もうすぐ新米が食卓に並びます。お米の味を最もシンプルに味わう料理といえば、おむすび。いま綾部市内の飲食店で食べられる話題の「綾部むすび」を取材しました。

【ほんの一部ですが、各店自慢のおむすびをご紹介】

地産地笑プラスα ひと粒

おむすび 1個110円

 「きつすぎず、緩すぎず、空気をたくさん含むように」。口に入れるとふんわりほどける絶妙な握り加減は職人技。米、水、塩。シンプルゆえに素材の味が引き立つ一品。

写真左:店長の和久さん 地産地消の食材選びにとことんこだわっています。

綾部市味方町アミダジ8-2 TEL0773-43-2244 
(営)11:00~21:00   (休)年始  Pあり(20台)

海鮮居酒屋 ふじ田

綾部むすび  1個500円

 京都市内や舞鶴まで、鋭い目利きで魚を買い付けに行く店主の料理に魅了された地元ファンが多い。そんな店主が「ごはんに間違いないベスト3」と認めた、いくら、しらす、たらこを全部のせた贅沢なおむすび。シメにおすすめ。

綾部市岡町弓場4-5   TEL0773-42-1518  
(営)17:00~23:00  
(休)日曜日、翌日祝日の場合は月曜日    Pあり

写真左:店主の藤田さん。後ろの黒板にはその日のメニューがずらり

味しるべ 盾

海老天むすび 2個セット500円

 プリプリの大型サイズの海老天が、ごはんに収まりきらずに飛び出している豪快なおむすび。先代から受け継いだ秘伝のタレが、ガスで炊いたほかほかのごはんに染み込んで、極上の味わいに。

綾部市駅前通72-6 TEL0773-42-0120 
(営)昼11:30~13:30、夜17:00~21:30(L.O.) 
(休)月曜日 Pなし※綾部駅前駐車場を利用(2時間まで無料)

写真左:2代目店主の富永さん 夫婦で切り盛りするあたたかな雰囲気のお店。駅から徒歩1分。 

料亭 ゆう月

おむすびかいせき  4100円 要予約・2人~ 

 天ぷらやお造りなど旬の味で彩る会席料理の最後に、出来立ての釜炊きごはんで握るシンプルな塩むすびを用意。小畑みそや和木梅など地元の食材で作る具が添えられていて、一口ごとに味を変えて楽しめる。

綾部市七百石町由里16-1 TEL0773-44-0818
(営)完全予約制 昼11:30~15:00、夜18:00~22:00
(休)不定休(12/31~1/4休業) Pあり(15台)

写真左:料理長の通山さん。お店は人里離れた場所にあり、日々の喧騒から離れてとっておきの時間が過ごせる。

カフェ・ノリ

キーマカレーと鶏そぼろのおむすび  2個セット500円お茶付き

 おしゃれなカフェでもおむすびメニューが登場。うれしい2個セットで、一方は真ん中にキーマカレーがたっぷり入ったパンチの効いたおむすび。もう一方、鶏そぼろのおむすびは、甘めのほっこり味。どちらから食べようか迷ってしまう人は、交互に一口ずつ? 店は駅前にあるので、電車に持ち込みやすいよう包装されている。

綾部市駅前通70番地 ☎0773-48-9918  
(営)10:00~16:00(休)なし  
Pなし(駅周辺の駐車場を利用)
写真左:スタッフの2人。お店に飾られた大きな黒板アートにも注目を。

魚菜酒房 あず木

綾部すっぽんのおむすび 1個300円

 すっぽんのおむすびなんて聞いたことない!と驚きつつ一口食べたら、優しい味にまた驚き。ゴボウと一緒に甘辛く煮た綾部産スッポンの煮凝りを、あつあつのごはんと合わせてふんわり握った超・豪華な一品。コラーゲンたっぷり美容にもうれしい。
タレに浸けたぶつ切りの海鮮を大葉、ゴマ、わさびと一緒に混ぜ合わせる海鮮おむすびもある。こちらも300円。

綾部市中ノ町2-32 TEL0773-43-3077
(営)昼11:30~14:00(L.O.13:30)、夜17:00~23:00(L.O.22:30) 
(休)日曜日・祝日(ランチは土曜休) Pあり

写真左:店主の谷久さん 店では綾部産スッポンの土瓶蒸しや鍋料理なども味わえる


◆綾部は美味しいお米の産地

 田園都市をうたう綾部市は、府内有数のお米の産地。美しい里山から湧き出る澄んだ水と空気、肥沃な土壌、昼夜の寒暖差。恵まれた環境のなかで良質なお米がすくすくと育つ。

 「甘くて香りが豊かなお米」。2017年に京都府内の米を募って初開催された「京のプレミアム米コンテスト」では、綾部市小貝町の農業法人「アグリテックいかる」が最高金賞を受賞した。代表の横山侃さんは、父親から土地を受け継ぎ農業一筋35年。種を田んぼに直接播く「直播栽培」、苗の間隔を広くとる「疎植栽培」を採用し、量ではなく質の高さを追求してきた。

 「米離れといわれるが、おいしいものを食べてないから。良い米を作れば、消費者はきっとかえってくる」と米作りに邁進する。

写真:横山さん(写真中央)の娘・居相雅代さん(左)、従業員の村上浩二さん(右)も次代の担い手として共に働く

2019年9月14日号掲載

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