犬といっしょにとっておきの一日

犬は、大切な家族の一員。一緒に楽しくお出かけできるところはないかな。
そんな読者の声に応えて、とっておきの時間が過ごせるスポットを紹介します

★必読! お出かけの前に

 犬と猫の自家繁殖を始めて50年以上、宮津市の「ペットショップ中島」のブリーダー・山口真由美さんに、
お出かけの際に大切なことをお聞きしました。

犬の気持ちを大切に

 犬は環境の変化に敏感です。リフレッシュのはずのお出かけが、犬にとってはストレスになることがあります。
この子はどんな性格なのか、飼い主はよく知ってあげることが大切です。
 家の中で過ごすことが多い犬の場合は、近所まで車で行ってみるなど少しずつ外出に慣らしてあげてください。
言葉が話せない赤ちゃんと同じ感覚で気にかけてください。

 また、狂犬病だけでなく、混合ワクチンは必ず受けること。芝生や草むらには菌が潜んでいます。年齢に関係なく毎年接種しましょう。

 外出先では、フンはもちろん、おしっこをしてはいけない場所もあります。排泄のしつけが出来てから、お出かけしましょう。

【取材協力】 ペットショップ中島
宮津市字鶴賀2076-1TEL0772-22-3669

丹波市/ ドッグラン&カフェ Wan Cafe Tamba ワン カフェ タンバ

のんびりランチ

 ブリーダーの藤田充さん敬子さん夫婦と息子の泰佑さんの3人で営む「Wan Cafe Tamba」。昨年オープンしたばかりにもかかわらず、人にも犬にも心地よい癒やしのカフェだと口コミが広がり、近畿一円から愛犬家が集まる。

 木をふんだんに使った店内は、天井が高く、大きな窓から光と風が入り込む。床板は犬が歩きやすい木材を使い、席と席の間隔は広めに、柱にはリードを繋ぐフックを付けるなど、随所に細やかな配慮がある。

 旬の素材を使った週替わりランチや分厚く柔らかなカツが乗ったカレー、色とりどりのスムージーなど、メニューにもこだわりがたくさん。犬連れでない食事目当てのお客さんも多く訪れる。

 リゾットやパンケーキといったおしゃれな犬用メニューも人気。栄養面に気を遣い、最近増えている犬のアレルギーにも対応する。

 462㎡のドッグランは、のどかな田園風景が広がる開放的なロケーションが魅力。毎日芝生の水やりと掃除を徹底し、清潔さを保つ。足洗い場があるので、どろんこになってもへっちゃら。お湯が出るのもうれしい。

 ここで出会い、友達の輪が広がったという飼い主も多く、犬の「オフ会」会場になることも。「しつけや疑問があったら気軽に聞いてください」と敬子さん。定期的に犬のお悩み相談会も開いている。

季節の素材を使い、彩り豊かな週替わりランチ

木をふんだんに使ったくつろげる雰囲気の店内

田園風景がひろがるのどかな場所に建つ

ブリーダーの藤田充さん敬子さん夫婦と息子の泰佑さんがお店を切り盛り

【所】丹波市春日町小多利358    
【問】TEL0795-74-0622
【営】10:00~17:00(モーニング10:00~11:30、ランチ11:00~14:30)
【休】月~水曜日(月曜日が祝日の場合は営業、月1回日曜日休み)
【ドッグラン利用料】1頭500円、2頭目から400円

豊岡市/青井浜ワンワンビーチ

いっしょにカヌー

 「ワンワン」の名の通り、犬連れ専用の海水浴場。白い砂浜が美しく日本の渚100選にも選ばれた竹野浜海水浴場の近くに夏限定でオープンする。約150m続くビーチ内で、元気に犬かきしたり、サーフィン気分でビート板の上に乗るなど、それぞれに海を楽しむ。犬用のライフジャケットの貸し出し(有料)もある。

 犬を乗せて湾内を周遊するワンワンカヌー(40分4000円)は、ちょっとした冒険気分が味わえると人気。また、今年から飲食ブースが充実し、生ビールやお弁当といった人間の食べ物だけでなく、地元のオーガニック食材を使った犬用缶詰を販売する。

 なんと源泉かけ流しの犬用ひのき風呂も用意。海水浴で冷えた体にうれしいのか、長湯する犬が多い。

【所】豊岡市竹野町竹野
【問】たけの観光協会 TEL 0796-47-1080
【営】7月7日(日)~8月25日(日)、9:00~16:00
【料】駐車場/1台1000円、犬/1頭1000円

綾部市/ やまがハッピーアイランド

のびのびキャンプ

 綾部市東山町に2017年にオープンした「やまがハッピーアイランド」は、犬連れOKの大型アウトドア施設。山々に囲まれた8000㎡もの広大な敷地内に、バーベキューやキャンプができる多目的広場、ホンモロコが釣れる池やニジマスの釣り堀などがあり、一日中楽しめる。150㎡のドッグランで、リードなしで思い切り走らせることも。

 鳥のさえずりをききながらの園内散歩は気持ちがよく、ログハウスやテントで過ごす夜は特別な思い出になると、愛犬家たちに好評という。

 「社長も愛犬家。家族の一員として過ごしてほしいと犬連れを歓迎しています。愛犬とご一緒に、のびのびとした自然を満喫し、リフレッシュしてください」と、イベントコーディネーターの泉しのぶさんは話す。

 犬同伴の場合はリード・ケージの持参がマナー。また、手入れされた庭園内へは、入らないよう注意する。

ドッグランのみの利用もOK。大型犬1000円、小型犬800円平日は半額に

360度、山に囲まれた場所にある

【所】綾部市東山町井坪谷14-1   
【問】TEL0773-46-0889(要予約)
【営】9:30~18:00  
【休】月曜日(祝日の場合は営業)

★必読! 犬の熱中症に注意を

 これからの季節、とにかく気をつけたいのが熱中症。綾部市のペットサロン「BUBBLE」のオーナーで、愛犬救急救命士の資格を持つ五十嵐順子さんに、お出かけの際の熱中症対策をお聞きしました。

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 体が毛でおおわれ、汗がかけないので、人間以上に熱中症のリスクが高い犬。寒い地域原産の犬種は特に注意してください。

 車の移動で、荷台やワゴン車の後部に乗せるときは、クールマットを敷いてあげましょう。座席は涼しいように感じていても、後方までクーラーが効いてないことがあります。また、脱水にも注意。2時間に1回は車から降ろして、水分補給をしてください。

 万が一、熱中症になったら、すぐに病院へ。応急処置として、とにかく冷やしてあげること。飲めるようなら、経口補水液を与えてください。

 お出かけ先では、小型犬はつい抱っこしてしまいがち。なるべくフリーにして風通しをよくしましょう。水筒を持ち歩き、こまめに水をあげてください。また、地面の熱さで肉球を痛めてしまうことがあります。クリームを塗るなど、ケアも大切です。

 換毛期のある犬種は、丁寧にブラッシングして冬毛(アンダーコート)を抜いてあげてください。残った夏毛(オーバーコート)は肌を守る日よけの役割を果たしてくれます。

一日の水分量の目安
体重(g)×0.05~0.07ml(運動量に応じて)

【取材協力】 BUBBLE 
綾部市青野町高田59 
TEL0773-42-4559

2019年6月8日号掲載

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