ウサギは「寂しいと死ぬ」はうそ? 市動物園で飼育員が生態など解説
2026年09月28日 のニュース
京都府福知山市猪崎の市動物園(高橋文彦園長)で26日、ウサギについて正しい知識を学ぶイベントが開かれた。飼育員の解説のもと、来園者たちが愛らしいウサギと触れ合いながら、生態や飼育の注意点について理解を深めた。
ウサギの保護や適切な飼育への理解を広げる啓発デーの国際ウサギの日に合わせ、「知っているようで知らないウサギの世界」と題して催した。
担当飼育員の尾崎菜穂さんは、「ウサギは寂しいと死ぬ」という話は俗説だと説明。野生では群れをつくるが、基本は単独行動で、飼育下では相性の合わないウサギ同士を一緒にすることで、かえってストレスを与える場合があり、1頭のケージ飼いがお勧めで、複数頭を飼育する際は注意が必要とした。
また、児童書のキャラクター・ピーターラビットのモデルが、ネザーランドドワーフという品種だという説についても触れ、ピーターラビットの原型が作られたあとにネザーランドドワーフが作られており、両者は別のものだと解説した。
野外に放すことの問題にも言及。繁殖力が強く、地域によっては野生化したウサギが植物を食べたり、地面に穴を掘ったりして、生態系や環境に影響を及ぼすことがあるとした。
「可愛い」という気持ちだけで飼い始めるのではなく、寿命や飼育環境、将来の生活の変化などを考え、最後まで責任を持って飼育できるかを考えることが大切と呼びかけた。
その後、おやつのニンジンを与える体験も行われ、来園者は間近でウサギの様子を観察。近寄ってくる姿に、笑顔を見せていた。
母親と参加した高校生は「愛されて飼育されていることが分かりました。人懐っこくて、可愛かったです」と話していた。
写真(クリックで拡大)=ウサギにニンジンを与える来園者たち









