夜久野町栗尾にカフェ開店 二拠点生活の澤井さん夫婦「地域の憩いの場に」

2026年08月30日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町栗尾に古民家カフェ「くりのね」がオープンした。大阪との二拠点生活をする澤井隆弘さん(69)、洋子さん(63)夫婦が「地域の人たちの憩いの場になれば」と開いたもので、店では友人とおしゃべりを楽しむ人や一人で本を読む人など、訪れた人たちが思いおもいの時間を過ごしている。

 枚方市で暮らす澤井さん夫婦は、家族ぐるみで30年以上の付き合いがある石田馨さん(63)、智子さん(62)夫婦が2020年に枚方市から移住したことをきっかけに、夜久野町を訪れるようになった。

 その後、隆弘さんの仕事が一区切りした22年冬、馨さんから「良い物件がある」と紹介されたのが築140年の現在の住まい。近くを流れる川など自然豊かな景観に魅せられて購入を決め、改修は大工の馨さんが請け負った。

 リフォームと並行して夜久野での生活を始めた澤井さん夫婦。地域との交流を深める中、車の運転も難しくなった高齢の住民から「近所に気軽に集まれる場所がない」と耳にしたのを機に、改修中の自宅の一室を土間にして、住民たちが集える場づくりを構想し始めた。

人生が豊かになった地域への恩返しに

 当初、カフェ営業は考えていなかったが、洋子さんの作る菓子が地域のイベントなどで好評だったこともあり、未経験ながらも開業に踏み切った。

 「地元の祭りや行事に混ぜてもらったり、野菜作りに挑戦したりなど、ここでの生活は私たちの人生を豊かにしてくれている。受けてばかりではなく、地域に何か恩返しがしたかった」と隆弘さん。

 店舗兼住居は今年6月に改修が完了。春ごろからは、ほとんどの時間を夜久野町で過ごしている。

手作りケーキや飲み物を提供

 カフェの営業は木、金曜の午前10時から午後4時まで。2人掛けと4人掛けの席が2つずつある。

 洋子さんが作る「くるみのタルト」(税込み400円)や「レアクリームチーズケーキ」(同450円)など、ケーキや菓子を週替わりで提供する。コーヒーや紅茶、ソフトドリンクもある。

 夫婦は「2人とも若くはないので、無理はしすぎず細く長く続けたい。住民のみなさんが気軽にくつろげて、自分たちも楽しい時間を過ごせる店にできたら」と話している。

 店は市街地方面からだと、同町高内の国道9号沿い、中夜久野郵便局そばの交差点から但東夜久野線(府道56号)に入り、平野交差点を右折。山東大江線(同63号)を道なりに進み、バス停「栗尾」の手前を右折してすぐ。 

写真上(クリックで拡大)=カフェを開いた澤井さん夫婦
写真下(クリックで拡大)=住民たちでにぎわう店内

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