がん経験語り受診呼びかけ 福知山出身の元プロレスラー、小橋建太さんがトーク

2026年07月06日 のニュース

 福知山市出身で、「鉄人」と呼ばれた元人気プロレスラー・小橋建太さん(59)のトークショーが5日、福知山市役所隣のハピネスふくちやまで開かれた。腎臓がんの闘病経験を語り、市内外から駆け付けた約150人のファンらに、がん検診の大切さを訴えた。

 1988年にプロデビューした小橋さんは、全日本プロレスやプロレスリング・ノアのリングで活躍。「絶対王者」としての地位を確立し、がんや度重なるけがに見舞われながらも、乗り越えていく姿が感動を呼び、2013年5月に引退した。

 この日は、現役当時の入場曲と「小橋、小橋」の掛け声が響くなか、小橋さんがファンの間を通って“リングイン”。「カンッ」というゴングの音とともに、京都FM丹波パーソナリティー・能戸美香さんとのトークが始まった。

 小橋さんは、絶頂期を迎えた39歳の頃に腎臓がんが発覚し、右腎を全摘出した。定期健診でがんが見つかった当時を振り返り、「告知を受けたときは頭が真っ白になり、目の前は真っ暗になった」という。

 それでも周りの支えに励まされ、「生きていたら何でもできる」と前を向き、リハビリに打ち込んだ。闘病生活は564日に及んだが、不屈の闘志が実を結び、奇跡の復活を果たした。

 現在は市がん検診アンバサダーも務める小橋さん。定期健診でがんが見つかった経緯を踏まえ、「がんは早期発見、早期治療が大切。必ず健診を受けましょう」と呼びかけた。

 このほか、福知山高校時代の柔道部の恩師との思い出、ジャイアント馬場さんの付き人時代の秘話も紹介。また特別企画として「幸せを呼ぶチョップまつり」と題し、希望者の男性3人に代名詞の逆水平チョップをお見舞いし、会場を沸かせていた。

 市のがん検診受診率は、国や府内平均を下回っていて、特に40代~60代の働き盛り世代の受診離れが課題となっている。今回のイベントは、受診率向上につなげようと、市が初めて企画した。


写真上(クリックで拡大)=闘病生活などについて語る小橋さん
写真下(クリックで拡大)=逆水平チョップで気合注入

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