移住夫婦と住民が協力し、再生し耕作放棄地で農業 夜久野町小倉
2026年05月16日 のニュース
京都府福知山市夜久野町小倉へ3年前に大阪から移住した森秀信さん(63)、美千代さん(60)夫婦が地域住民と協力し、耕作放棄地だった自宅近くの畑で野菜作りをしている。荒れた土地を再生し、肥沃な土壌を生かした農作業を楽しむ。
東大阪市で暮らしていた森さんは、自然豊かな土地を求めて夜久野町へ移り住んだ。移住後は自宅横の畑で家庭菜園に取り組むほか、地元登山グループの活動や夜久野高原での桜植樹プロジェクトにも参加するなど、地域とも積極的に関わりを深めている。
夫婦らが野菜作りをする畑は、50メートル×15メートルが2区画。土地の所有者は同町出身で都市部に暮らしており、以前は定期的に帰省して管理していたが、体調面などの事情から手入れが難しくなっていたという。
事情を知った2人は「夜久野高原の豊かな農地が荒れたままになっているのはもったいない」と、共通の知人を通じ、所有者の了承を得て住民たちとともに再生に着手。生い茂った雑草を刈り、昨春からサツマイモなどの栽培を始めた。作物は順調に成長し、秋には住民の孫らが都会から訪れ、サツマイモ掘りを楽しんだ。
2年目となる今年はサトイモ、トウガラシ、ブルーベリーやイチジクの栽培にも挑戦。奈良県から同町へ移り住んだ別の移住者も作業に加わり、交流の輪が広がっている。
秀信さんは「作物を育てるのは本当に大変ですが、一緒に取り組んでくれる経験豊富なご近所さんのおかげで、楽しみながら続けられています」と笑顔。「おいしい作物が育つ農地が荒れたり、太陽光パネルだけが並んでしまうのは寂しい。将来的には耕作放棄地の現状や自然を守る大切さを都会の人にも知ってもらえるような活動ができれば」と話していた。
写真(クリックで拡大)=耕作放棄地で野菜作りに励む森さん夫婦








