「みなさんの支援に感謝」社殿の再建 今春着手予定 3年前全焼の愛宕神社
2026年01月29日 のニュース
防火の神として信仰が厚い京都府福知山市土師、愛宕神社の社殿の再建が今春着手される予定となった。23、24両日に境内で営まれた春の大祭では、社殿の外形図と使用する木材の一部が展示され、気付いた人たちが興味深く見入っていた。
本殿、幣殿、拝殿3棟は2023年6月、放火によって焼失。管理する土師、前田区の住民たちが同神社再建委員会を組織し、クラウドファンディングなどで資金を募ってきた。再建するのは神殿と、風雨などから神殿を守るための覆殿。建物の規模としては焼失前の2分の1ほどのサイズになる。
資金集めの一方で、社殿が焼失したため、神を招き降ろすための神籬を設け、春と夏の大祭は焼失直後の夏の大祭を除いて営んできた。
23、24両日にあった春の大祭にも、火難よけの神符などを求めて多くの人が参拝。境内には、参道を整備する際に伐採したヒノキを製材した木材を置いたほか、神殿と覆殿の外形図を社務所の窓に貼り、「いつできるんですか」と尋ねる参拝者もいたという。
24日の本宮では祭礼があり、御霊神社の神職、玉田佳永さんが祝詞を奏上。総代や区長らが玉串を捧げるなどし、地域に火の災いが起きないこと、安全や平穏などを祈願した。
再建委員会の土手隆晴委員長(76)は「再建には1年ほどかかるでしょうか。とにかく着手のめどが付き、感無量です」と喜び、総代の田淵完一さん(74)も「焼失してから3年。資金的には目標金額には達していないが、社殿が再建できるのはみなさんのご支援のおかげ」と感謝し、今後も引き続き支援を呼びかけている。
写真上(クリックで拡大)=境内に置かれた木材の一部
写真下(クリックで拡大)=本宮の祭礼の様子










